【必見】稼ぐコーチになるためのメンタリティの鍛え方 #103
―― 今回は「稼ぐコーチになるためのメンタリティの鍛え方」というテーマで、谷口コーチにお話を伺っていきたいと思います。
前回のザ・コーチTV「稼ぐコーチになるために必要なことは?」の回で、稼ぐコーチになるためには、「誰の」「何を」コーチングするかがとても重要であることを谷口コーチから教えていただきました。
そして、高い収入を得ている相手とそのテーマが生み出す収益が高ければ高いほど、コーチのメンタリティが必要になってくるということも教えていただきました。
例えば、主婦の方や学生の方をコーチするよりも、日本を代表するようなプロスポーツ選手や大企業の社長さんをコーチする方が、よりプロコーチとして高い収入を得られるけれども、そのためには、コーチに高いメンタリティが求められるということでしたね。
私がすごく興味を惹かれたのが、先ず、メンタリティは鍛えていけるということ、そして、谷口コーチはこのとおっしゃったので、これはぜひ、ザ・コーチTVのテーマに挙げなければと思って今回のテーマにさせていただきました。
きっと、ザ・コーチTVの視聴者の方も、このテーマをすごく興味深いと思われていると思います。
直球で質問なのですが、どうすれば自分の「メンタリティを鍛える」ことができるのでしょうか?
谷口:すごく良いテーマ提供してくれてありがとうございます。
コーチ自身が、稼げるようになるために自分のメンタリティを鍛えるのもそうだけど、クライアントのゴール達成や夢の実現をサポートするときに、往々にして上がってくるのが、クライアントのメンタリティも高めるコーチングができるかどうか?っていうことですね。だから両方。
ということは、コーチ自らのその経験、こうやってメンタリティは鍛えられる、高められるっていう経験を基に、クライアントのメンタリティを鍛えるサポートができる。そうするとクライアントも大きな夢を叶えることができるんですね。
では、まずメンタリティって何か。メンタル、メンタリティとか言いますね。何ですかね?これ。
もし、メンタルを日本語にしてと言われたら、何て答える?どんな意味だと思う?
メンタリティとは?
―― 心の強さ、みたいな感じでしょうか。
谷口:僕も、この言葉よく使うなぁと思って調べたら、やはり心の在り方とか、精神的なとかっていう意味で出てきて、メンタルが強いって言うと、簡単に言うと、精神的に打たれ強いとか、という意味らしい。精神力とかって言ってもいいかもしれないですね。
でも、精神力って僕にはわからない。なので、僕は他の言葉に置き換える時に、「メンタルは勇気ですよ」って言ってる。
ということは、メンタルを鍛えるってことは、自分の中にある勇気の小さい種を育てる。それを大きな勇気にしていくっていうことの意味でいきましょうか。
どういうことかと言うと、メンタルが育つ、強くなると、ビッグチャレンジができるってことですね。勇気があるから。
クライアントもそうだし、コーチも、勇気が強くなる、大きくなる、もしくは育てば、大きなチャレンジができる。大きなチャレンジができるってことは、大きなゴールに向かえるとか、もしくは大きなゴールを設定できる。
だからすごく因果関係があるんですよ。メンタルを育てるとか鍛えるとかね。
メンタルを育てる方法とは?
谷口:じゃあ行きましょう。自分の勇気というものに、何かスケール(ものさし)を充てるとしたら、勇気が育っていくとか大きくなるような、成長曲線みたいなのないですか?
ある時バン!と勇気が育ったり、ある時その勇気は同じ大きさだったり、ある時勇気がしぼんだりっていうような、こういう経験を何らかの形で僕たちしてますよね。
こういう時勇気育ったなぁとか、強まったなぁとかっていうのない?みんなあると思うんだけどなぁ。
―― 勇気が強まったなぁというのかどうかわからないですけど、鈍感になったなぁというのはあります。例えば一回やってみて「あ、なんだ」と思って、次からはそこまで緊張せずにできる、とかいうことはあると思います。
谷口:そうそう。今すごくいい例を話してくれましたが、「鈍感になったなぁ」というのは、別に減ってないんだけど、それをやることが自分の標準仕様になったってことですよ。
大抵何か新しい場所に行ったり、新しいことをしたり、新しい人に出会うっていう、今までにないものに出会う、する、見る時に、勇気ってちょっと必要ですよね。
―― そうですね。初めての時は。
谷口:うん。でもそれを1回やったら、同じことをもう1回やる時に、そのドキドキはないでしょ?
―― そこまでのドキドキはなくなりますね。
谷口:なくなりますよね。だから標準仕様になったってことなんですね。前はまだその状態じゃなかった。
つまり僕たちはそういう経験をヤマの様にしてるんです。小さい時から何か新しいものを見たり聞いたりチャレンジした時に、ちょっとドキドキ、ワクワク。これがあって僕たちは段々標準仕様を高めていったので、同じ事やればいいってことですよ。
では、あなたの今の日常は、繰り返されてることが何%で、全く新しい事が何%ぐらいの割合で過ぎてる?
―― それは痛い質問ですね(笑)最近どれだけ新しいこと出来てるかなぁって今思いました。そんなにないと思います。
谷口:ないと思いますよ。多分9対1もないかも知れないですよ。新しいことが1割ないかもしれない。でも新しいことがあると、僕たち勇気が育つじゃないですか。
例えば、旅行だって、海外で1度も行ったことがないところへ行くって、空港に降り立つだけで勇気いりますよね。イミグレーション通る時なんてドキドキしません?
このように、僕たちってほとんどが延長線上で日々暮らしちゃってるんですね。だって標準仕様の中で生きられちゃうから。何も変えなくても問題が起きないので、あえてそこにまず(新しいことを)作るっていうことをお勧めします。
何でもいいから新しいことを取り入れてみる
谷口:そうするとみんなね、とんでもないことやらなきゃいけないって思うんですよ。
勇気は小さく育てていって大きくするって僕は思ってるんで、日常に何でもいいから新しいことを入れてみ?っていう。
例えば、通勤通学してるとするじゃないですか。いつも通る道じゃないところを通ってみたら?とか、いつも降りないところ、使わない駅で、降りたり乗ってみたら?とか。ちょっと標準仕様じゃないから。
買い物に行くじゃないですか。いつも買わない所のお店で買ってみたら?とか。まずはこういうぐらいのでいいんですよ。
だから全く、ほぼほぼ100%同じような日常を過ごすのではなくて、そこへ新しいことを入れてみる。
例えば外食しますよね。いつも行くお店でもいいですよ。メニューって大抵決まってるんですよ。僕だったら中華に行くと、ニラレバ定食かチャーハンかとかって決まってるじゃないですか。「これこの店で一度も食べたことないなぁ」っていうものを1個食べる。頼んでみるもいいですし。
お出かけするときに、普段この場所にこの服は着ていかないよな、ちょっと勇気いるなっていうものを身に付けて出てみる。
こんなところなら、日常にいくらでもありますよね、初めてのこと。それをまず取り組むのをやって行くんですね。
次に、ちょっとだけ勇気がいることをやっていくと、段々段々それが自分の中で育つので、次に、もうちょい勇気のいることを楽しむっていうのを僕おすすめするんですけど、
僕が話した人で、とにかく環境を変えるっていう人がいます。たったちょっとなんですけどね。
違う環境に身を置いてみる
谷口:コーチたちって勉強会が好きで、よく勉強会するんですよ。するとね、結構同じ顔触れなんです。勇気いらないですね。
そしたら、違うコミュニティに顔を出すんですよ。結構勇気いりません?
―― 初めは勇気がいりそうですね。
谷口:「なんかあそこお局さんばっかりいるんだけどね~」とか「コーチ業界の先輩たちばっかりいるんですけどね~」っていうところに身を置く。言葉を選ばずに言うと、ちょっと過酷な環境に身を置く。こういうのもすごく良いです。
違うコミュニティに行ってみる、違う場所に行ってみる。
次に僕なんかがお勧めするのが、勉強会とかセミナーとか講座に行ったら、一番居心地が悪いところに座るんですよ。
―― 居心地が悪い場所に?
谷口:うん。講演とか講習とか講座ってあるじゃないですか。最前列の真ん中と、後ろの両端だったら、どっちの方が居心地悪いですか?
僕はいつも「最前列の真ん中は億万長者席ですよ」とか言ってる。勇気がいるとこ座ってみ?と。そういう場所に座る。
もっというと、「誰か質問や感想をシェアしてくださいませんか?」とか講座で言うでしょ?僕は必ず手を挙げるようにしてるんです。
―― 素晴らしい!
谷口:だって勇気いるもん、ちょっと。だから普段からちょっと勇気を振り絞る意識をもって、ちょっと行動に起こす、手を挙げる、シェアをする。
勉強会でもいっぱいできるんですよ。「ペアを組んでください」とか言われると、みんな大抵知り合いのところに行っちゃうんですよ。じゃなくて初めての人に「初めまして」って行く。そんなのでもできますよね。
ということで、とにかく、今みたいな環境に身を置く。自分で勇気を持つ。そうしたらいろんな環境が自分の勇気を育ててくれる。
日常の延長線じゃない何か新しいことに必ず取り組んでいく、なんていうのもできますし、もっといったら、ちょっと自分じゃ無理だなと思うことにチャレンジするっていうのもあります。
無理だと思うことにチャレンジする
谷口:お勧めするのは、僕がやった「チャレンジ100」。とにかく100個チャレンジする。最初だったら食べたことのないものを食べるとか、初めてのところへ行く、初めての人に出会う。でも100個って結構大変なんですよ。例えばナマコ食べたとか、これ勇気いりますよね。
次に、段々大きくなっていって、僕は何をやったかと言うと、例えば富士山へ登山とか、スカイダイビングとか、イルカと泳ぐとか、あと何やったかな?
最終的にやったのが、一番無理だと思ってたのがフルマラソンにエントリーする。
そうやって自分が無理だなと思うことに、自分をチャレンジを促していくと育つ。
あとはね、これはなるほどなと思ったんですけど、体を鍛えると同時に比例して勇気も育つみたい。
―― 体を鍛えると勇気が。
谷口:何かあるんでしょうね。いろんな筋肉が増えるとか、ちょっとタフなトレーニングするとかっていうので、ジムとか筋トレとかはおすすめしますし、ランニングなんかもいいんじゃないかな、なんて思っていますね。
こうやって、とにかく小さなことを日々、自分の勇気を育てるってことを意識してやって行くと、育つ。そして、結局段々それが標準仕様になると、またその上にチャレンジをしていく、その上にチャレンジをしていくと勇気は育つんじゃないでしょうか。
だから僕はコーチとしてクライアントの勇気を育てるのには、チャレンジ100を提案するんです。結構そういう例ありますよ。食べたことのないものを食べるようになって、自尊心とか自己肯定感が上がって、結局大きなチャレンジができるようになった、みたいな感じですね。答えになりましたか?
―― ありがとうございます!