急成長するコーチング市場で“稼ぐコーチ”になるために必要なことは? #102

最終更新日:2023年1月26日

前回の動画~急成長するコーチング市場で“選ばれるコーチ”になるために必要なことは?の動画もご覧ください。

―― 今回は「急成長するコーチング市場で“稼ぐコーチ”になるために必要なことは?」というテーマで、谷口コーチにお話を伺っていきたいと思います。

前回、谷口コーチに「急成長するコーチング市場で“選ばれるコーチ”になるための条件」について教えていただきました。もし、まだ前回の動画をご覧になっていない方は、今回の動画をご覧になる前に、前回の動画を見ていただきたいと思うんですけれども、

今回のテーマは、前回の“選ばれるコーチ”からさらに一歩進んで、“稼ぐコーチ”になるために必要なことは何か?ということについて、谷口コーチにお話を伺っていきたいと思います。

これまでのザ・コーチTVで谷口コーチにお話を伺ってきて私が学んだところによると、“選ばれるコーチ”と“稼ぐコーチ”というのは、実は似ているようで全く違うのではないかと思い、今回のテーマを選ばせていただいたんですけれども、

改めて、“稼ぐコーチ”になるために必要なことについて、教えていただけませんでしょうか?

谷口:なるほど。毎回いいテーマを持ってきますね。確かに別物ですよね。

では、プロコーチという前提で今日もお話しましょうか。

プロというのは「生業にしてる」ってことですね。スポーツでもプロは賞金をもらえる、それで食べていってるけど、アマチュアは賞金もらえない。なので、お給料もらってたりするじゃないですか。

アマチュアで行くっていうならいいんですよ。でもプロとして自分は行くって決めているプロコーチは、やっぱりいっぱい稼いでほしい。

なぜかというと、ちゃんと選ばれて、信用されて、信頼されて、社会的に大きな意義をなしているプロコーチ、尚且つ高い収入を得ているプロコーチがいっぱい増えてたら、これからの世の中、自分も将来プロコーチを目指そうという人が増えるんじゃないかな。

スポーツがそうだったでしょ?サッカー選手とか野球選手にあこがれて、そしてみんながやっぱり高い年俸とかをもらうじゃないですか。

そうすると、サッカーや野球は好きだけど、でも、それで世界一を目指すとか高い自分の収入とか生活を目指すっていうのも一つあったんじゃないかなと思います。

それと同じように、稼ぐコーチがいっぱい認知されて、周りに「コーチってそれだけの報酬を世の中でもらえる仕事なんだ。じゃあ、将来ユーチューバーじゃなくてコーチになろうかな。」って思う人が増えたらいいと。

僕は、コーチを増やしたいんです。

それもいい影響を及ぼしてちゃんと稼ぐ人を増やしたいんですが、それはなぜかというと、世の中にコーチが増えれば今よりかウンとマシな世の中になるって僕は思ってるんですね。

平和になったり、みんなが笑顔になったり、豊かになったりすると、元気になったりするから。なので稼いでほしいんですね。

次に、では「稼ぐ」「稼がない」という話にいきましょうか。稼ぐってことは収入を得るんですよね。

僕は、いろんな所で収入の話をするんです。一応ファイナンシャルプランナーの勉強をしましたんでね。ちょっと書きますね。

「収入」と書きました。「収入」を得る方法には2つあるってよくいう話をするんですけど、

【稼ぐ方法】#1『単価×時間』

谷口:『単価×時間』と書いてます。まず世の中に出ると、わりとこのスタイルで収入を得る仕事をしますよね。代表的な仕事を何かパッと思いつく?

―― アルバイトですか?

谷口:そうアルバイト。「時給いくら?」って見るでしょ?「何時間今月働いたか?」って。では収入上げるためにはどうする?

―― 時給を上げる。

谷口:そうですね。高い時給を選ぶか時給を上げるか。もう一つは?

―― 時間いっぱい働く。

谷口:そうそう、そういうことですよ。あとサラリーマンだと、残業手当が出たり、休日手当が出たりするじゃないですか。これから始まっていいんです。

プロコーチもこれから始まるんですが、すると、いくらで何人とか、月何時間コーチングするかってことで稼ぎが変わりますよね。

その時に、僕たちはいくらで何時間って考えるんですけど、僕がプロコーチたちのセミナーや講座で言ってるのが、「誰」の「何」をコーチするか。

コーチングの対象を考える
「誰」の「何」をコーチするか

谷口:これを「コーチングの対象」と言います。

では「何」は一緒にしましょうか。“心の悩み”が「何」です。

「誰」を変えていきます。専業主婦、サラリーマン、会社の経営者、サッカーのトップリーグのレギュラーのスポーツ選手、アメリカのブロードウェーでアカデミー賞候補に何回も選ばれているけどなかなか受賞できない俳優。「何」は一緒で“心の悩み”。

「誰」が変わりますよね。収入一緒だと思う?

―― 違うと思います。

谷口:違うでしょ?どれが一番高そう?

―― うーん。ブロードウェーの俳優かスポーツ選手のどちらかで、その方が得られてる収入によって・・・

谷口:そういうことなんです。なので、「何」と「誰」。僕たちは心の悩みって扱わないんですけどね。

だから「誰」の「何」の掛け算っていったらいいのかな。それで収入って変わっちゃうんです。

そしたら、ブロードウェーの俳優かサッカーのプロスポーツ選手だったら一人でも充分、プロコーチとして生業が成り立ちそうな感じがしません?

でも主婦の心の悩みだったら、何人ぐらいやらないと生活成り立たない感じがします?一応専業主婦で、夫はよくいう日本の一般的なサラリーマンだったら?

―― えー、100人とか?

谷口:変わるでしょ。収入というのは「誰」で変わるってことです。

でも、主婦で非常に起業家マインドがあって、今までは子育てを中心でやってきたけど、子育ても一段落したので一花咲かそうと。私はまだまだここで終わりたくないという、すごい起業家マインドを持ってる人が、会社を興して、株式上場するというテーマがある。でも主婦。会社を興して株式上場を目指すっていったら、違う?

―― 違うと思います。

谷口:ですよね。ということは「何」が変わったわけです。「誰」は一緒でも。

だから「誰」の「何」をやるかで変わっちゃうんです。

では次に、主婦の心の悩みをコーチする時と、じゃあ会社の経営者で行こうか。

会社の経営者で、なかなか業績が上がらなくて、社員もどんどん辞めていく会社の経営者の心の悩み、どっちの人のコーチをするときの方が、自分がコーチする時のメンタリティの強さを要求される?

―― 何となく会社の経営者の方が大変そうだと思います。

谷口:大変そうですよね?なので、「誰」の「何」の両方なんですけど、高い収入が得られる相手とそのテーマが高ければ高いほど、コーチのメンタリティが必要になってくるんですよ。

―― メンタリティ。

谷口:僕たちはこれをセルフイメージと言ってるんですけど、高いセルフイメージを持ってないと、その人のそのテーマをコーチできないんです。

みんな自分と同じようなレベルの同じような悩みをやっちゃうんですね。僕は「「誰」の「何」で決まりますよ」って言うんですけど、ほとんどのコーチがこの「誰」の「何」にチャレンジできないんです。簡単に言うとオファーがない。

だから僕はいろんなコーチングのセミナーで、その人に「私をコーチに付けませんか?」というオファーを出すときに、もうドキドキして、もうしびれるぐらい緊張する相手に手紙を出せって言ってるんですね。

―― それでメンタリティが鍛えられていくということですか。

谷口:そういうこと。僕だったら、元いた会社の代表社長に手紙を出したわけです。私をコーチに雇えって。断られましたけどね。でもそれで自分のメンタリティを鍛えていかないと。

ということは、自分がいつも生活している水準ではなくて、高い、生活レベルじゃないですよ。

高い影響力というか収入を得ていて、非常に難易度の高いテーマを扱っている人たちといつもいないと、メンタリティーが育たない

これが『単価×時間』ということです。「誰」の「何」をコーチするかで収入が、稼ぎが変わるってことです。

【稼ぐ方法】#2『影響×人数』

谷口:『影響×人数』と書きました。簡単に言うと、影響力の大きさと、それを届ける人数によって収入が変わるってことですね。『影響×人数』の代表的な職業って思い当たる?

―― 作家さんとかですか?

谷口:そうそう。物書きとか漫画家さんとかミュージシャンとかですね。ファンがいる。今だったらユーチューバーとかインフルエンサーとか。フォロワーは何人とかいうので、どんどん影響力が大きくなるから広告収入とか増えません?ということですね。

まず、僕たちは『単価×時間』から行くんです。ここからまず事業として入って行って、次に『影響×人数』に移って行けるかですね。これで収入は変わります。

もちろん「誰」の「何」でコーチ収入は上がりますけど、限界値がありますよね。月100人コーチングできないもん。

でも、例えば僕は1時間で1人コーチもありますけど、1時間で10人いっぺんにコーチできたら、変わりますよね。

そしたら10人のチームをコーチするとかなってくる。チームのコーチになる。だから企業に行ってあるプロジェクトチームをコーチしたりとか、スポーツのチームをコーチしたりとか、となってくると報酬は変わります。

次に、例えば僕は企業研修とかでもコーチングしてるんですけど、一日僕が登壇して、そこに25人とか30人ぐらいの時期リーダー候補、経営者候補たちが集まってきたら、一日で結構なコーチングフィーもらえそうな気がしませんか?

このように、自分の影響力をいっぺんに大勢の人に届ける

次に教えたらいいですよね。お茶とかでも、最初習って、次にお教室を開いて、次にお教室を開きたい人に教えるとかになってきます。影響力の範囲がバンバンバンって大きくなってくる。

というふうに、今度、自分の影響力を大勢の人にどうやって届けるかっていう考えが出てくる

例えば、僕だったら、本書きますし、セミナー開きますし、研修やるようになるし、今度は講座で人に教えるようになるし。今もっと便利なったのは、教えるノウハウをインターネット上に公開できます。

こうなってくると上限無くなってきますね。リアルだとせいぜい、僕が一番多いのでホールで600人ぐらいですよ。

よく講演とかもあるけれど、その箱の大きさで決まっちゃうでしょ。でも、インターネット上で僕が講演をしたら上限ってないですよ。

―― ないですね。一万人でも行けますね。

谷口:というふうな考え方をしていくと、僕たちの仕事って非常に影響を及ぼす仕事なので、その気になればコーチング業には上限、限界はないですよって僕は言ってる。

ということで今日はこれだけ。『単価×時間』、これは「誰」の「何」ですね。コーチングが代表。次が自分の影響をどうやって多くの人に届けるか。

『単価×時間』から『影響×人数』にシフトしていくのと、割合を変えるのをおすすめします。

最初は僕、『単価×時間』が収入の100%だった。それから「誰」の「何」を変えていったので収入は変わりました。

次に『単価×人数』を半分にして、『影響×人数』を50%にした。そうすると月にボンっと上がるんです。

そして今は、『単価×時間』を10%~20%ぐらいかな。今は『影響×人数』が8割なんですよ。

だから、段々ボリュームゾーンを変えていくと、ワーッと上がっていく。そうすると稼げるようになるんじゃないかなと思います。答えになったかな?

―― はい!とてもなりました。今回のお話を聞いて、ぜひ今度メンタリティの鍛え方の方法について教えていただきたいです。

谷口:それも得意中の得意ですね。僕たちコーチはメンタリティーについても専門家なんです。

なぜかと言うと、クライアントが成果を出すということは、ドキドキ、ハラハラ、ワォーってやつにチャレンジしないとダメでしょ?

何もビビらない、焦らない、ドキドキしないような目標だったら成長しないもん。

だから、クライアントがハラハラ、ドキドキ、ワォーってなるのを支えられるような、どうやって人はセルフイメージを上げていくのかっていうのことの専門家だから、それいいね!次やろう!

―― コーチ自身がそこに苦しんでいる方が結構いらっしゃるのかなぁって・・・

谷口:そりゃあ、コーチ自身が自分のメンタリティを上げ続けないと、強くね、強化し続けないと、非常にストレスがかかる、高い精神力を必要とする人やテーマ、ゴールはコーチできないもん。

―― でもそこは鍛えていけるってことですよね。

谷口:いけますよ!

―― 頼もしいです。次回ぜひお願いいたします!

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