実行力を高めるには何から始めればいい?【Q&A】#2

最終更新日:2022年1月5日

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目次

「運が良い人」になるためには、物事をどんなふうに捉えていったらいいですか?

出来事に良いも悪いもないんです。

出来事を良くとらえる人と、悪くとらえる人がいるだけ。

物事は自分のとらえ方で意味が変わるというのをまず一つ覚えてほしい。

「運がいい人」っていうのは、どんな出来事でも「ついてる」「これは運が良かった」と捉えてるだけ。

「物事をポジティブに捉えなさい」っていう人がいるけど、それは無理。なかなかポジティブにならない。

では、どうするかというと、考えを変えるんではなくて、自分への質問を変える。

上手くいっている人は、物事が良く見えるような質問を自分にしているだけなんです。

例えば、

  • 「なんでこの出来事が僕の前に今現れたんだろうか?」
  • 「神様はこの出来事で僕に何を伝えようとしているんだろうか?」
  • この「出来事」を別の側面から見たらどのように見えるだろうか?
  • これから僕は何を学べるんだろうか?

このように自問自答してみる。

質問によって思考は変わるんです。

ネガティブになりがちな人やメンタルが弱い人でも、トレーニングで物の捉え方を変えて運が良い人に変われますか?

変われます。

ただ、気を付けなければいけないのが「二極化思考」というもの。

〇か×か、良いか悪いか、これを二極化っていうんですね。

できるできない、で考えると辛くないですか?でも、少しずつ変われる、って考えるとどうでしょう?

「できますか?できませんか?」って聞いてくる人がよくいますが、その質問があまり良くないですね。

できるかできないかって考えてる人は、「二極化思考」のパターンに入っている。

一気にはできないのに、できるできないで考えて、今できていない状態を一気にできるという状態に無意識にしようと思っている。

僕がよくいうのは、物事をとらえるというのは、後天的にできあがってきているもの。

でも、後天的なことはトレーニングで変えられる。ただ一気には変わらないんです。

だから、よく言うのは、「1%でいいから進まない?」とか「変えない?」ということ。

100%変えようとするから苦しくなっちゃう。答えは「できる」んです。

1%を100回ずつやれば100%になる。みんないきなり今日と明日で100%、オセロのようにひっくり返したくなる。

ただ、人は一気にオセロのように変化をすることを潜在的には動物の本能として嫌うんです。

無意識は嫌っているから、意識では変えたいと思っても無意識が全力で抵抗する。だから無理なんです。

最初は1%、2%、3%、日々変わって行って変化に慣れてくると、段々大きく変わっていくかな?最初は1%ずつ、慣れてきたら5%、更に慣れてきたら10%、もっと慣れてきたら3割位とか。

変化曲線とか成長曲線って、等間隔で右肩上がりに上がるとか、0⇒1でひっくり返るのではなく、こういう曲線なんです。こういう、最初はちょろちょろ変化に気づかないんだけど、ある時期からグッと上がる。

「最初のころはちょろちょろでいいんだ、いずれ大きく変化できるんだ!」と思ってもらうと、最初のころになんで上手くいかないんだろう?と思っていても、今は1%ずつだと思えば楽になるからね。

「運が良い人」になるためには、どのくらい時間がかかるものなんでしょうか?
実行力を取り戻すのにどのくらい期間が必要ですか?

ものの考え方や行動、無意識で繰り返していることは「習慣」といいます。

だから、ものの見方を無意識にネガティブに捉えてるのも「習慣」で、それを好転したいわけですよね?

「習慣」が変わるっていうのは、『インパクト×反復回数』なんです。

インパクトが大きければ一回で変わる。でも、インパクトが小さければ繰り返さないといけない。

どのくらいで変わるかというと、一気に変わる人って世の中にはいて、例えば大病をした人。インパクトがでかいから生活習慣とか変わるでしょ?

大切な人を期せずして失ってしまった人。仕事人間が変わったりするでしょ?

僕の好きな映画の『最高の人生の見つけ方』、余命を宣告されると一気に「実行の達人」になる。余命宣告ってインパクトがすごく大きいから、何にでもあの映画ではチャレンジしてる。

現状でそうではないなら、少~しずつ「実行の達人」で伝えていることを、とにかく少しずつ反復していくと変わるかな。

今まであんまり物事を良い風に捉えることができなかった、人の目を気にしてネガティブな気持ちになっていた。最初の一歩の1%をどこから始めたら良いのでしょうか?

まず、とにかく自分に興味を持ってほしい。

みんな外に答えを求めにいっちゃうんだけど、それだとなかなか自分にふさわしい答えはない。答えは自分の内側にあるので、自分に答えを探しに行ってほしい。

お勧めするのは、自分と対話をする時間を持つこと。

外から入ってくる情報を遮断して、自分としか対話できないような環境を持つことをお勧めします。スマホを持たずにウォーキングするとかね。

そうすると、河原でも歩いていると自分と結構対話してるんですよ。「俺って何したいのかな~?」とか。こういう時間を持つ。

あとは、小さな体質改善みたいなイメージなんですが、実行力も『実行できる体質』に変わるみたいな感じなんですよ。

これも、オセロの様にはひっくり返らないから、「自信がない」っていうのが、だんだん小さくなっていって、「あっ、行けるかも!」っていう芽が、だんだん伸びてくるみたいな。

どうするかというと、とにかく小さな勇気を普段から振り絞る。

ちょっとこれ勇気いるな~っていうのを少しずつやって行くと、勇気って育つんです。

自分の心の中の勇気を育てるみたいな。それおすすめです。

これが、あまりにも大きな勇気がいるんだったら、またできないって思っちゃってネガティブな芽が育っちゃうから、なるべく小っちゃいの。

ほんのちょっと勇気を振り絞ればいけそうなこと、できそうなことを探してやる。

趣味と兼ねることできますね。ちょっと運動不足だな~と思ったら、ランニングとかウォーキングとか、散歩とかいいですね。

夢に向かって今実行していますが、なかなか成果が出ない。きっと何かが足りないか間違っているんだと思うんですが、このような方に谷口さんがコーチングされる場合はまずどんなことをされますか?

まず、僕が言うのは、量が足りているか?

本人が思っているより成果を出している人は、人一倍じゃなく、人百倍、人千倍くらいやっている。

例えば、優雅に見える白鳥だって、水面下では足をバタバタさせて漕いでいるでしょ?

みんな上の効果を見ているけれど、下でどれくらい実行・鼓動しているか?思うように成果が出ていないなら100倍の量をこなしましょう。

次に、悩んでたり考えてる時間が多いと、なかなか成果が上がらない。

どれが正解だろう?、どうすれば上手くいくんだろう?って考えてると、時間は経過します。

上手くいくかどうかは、やってみないとわからない。

上手くいく人は、PDCA(Plan/計画・Do/実行・Check/評価・Action/改善)のサイクルがめちゃめちゃ早い。

これってどうだろう?と思ったらまずやってみる。それで違ったら、これはどうだろう?やってみよう、違うな。こうやったら上手くいくんじゃないかな?やってみよう、あっこれだったんだ!っていうのがすごく早いんです。

だから、量が、成果を出してる人と同じか、それ以上の行動量、量があるか。

それと、PDCAを速く回す、だと思います。

谷口さんがコーチングでアドバイスされる場合には、まず今どういう状態なのかを聞いて見極めるという感じですか?

そうです。コーチング用語でいうと、データベースを整える。

その人が持っている思考習慣、考え方や、行動習慣はどんな特徴なんだろうか?とか、

この人はこれまでどんな生い立ちやどんな経験を積んで今に至ってるんだろうか?とか、

どんなことが得意でどんなことが苦手でどんなことが強くて弱くてとかっていうのを棚卸する。

それに合わせて、この人は量なのか、勇気なのか、何なのかを相手に合わせてコーチングします。

コーチングする時にはとにかく一緒に、クライアントさんと一緒にクライアントさん自身を棚卸していくんですね。

まだ具体的な夢とか目標が見つかっていないのですが、今の自分の状況は変えたいと思っています。
こんな状態でも「実行の達人」を受講しても大丈夫でしょうか?それとももっと前段階のもので何か勉強してから実行したほうがいいですか?

僕は「ザ・コーチ」シリーズとして本を3冊書いているんです。

最初に「ザ・コーチ1 ― 目標の達人ノート」

2番目に「ザ・コーチ2 ― 神様からのギフト」

3番目に「ザ・コーチ3 ― 時間泥棒と賢者の地図」って書いたんですね。

世に出たのは「ザ・コーチ1」の目標の話が先です。

でも、知る人ぞ知る、実は僕が最初に書いた本は「ザ・コーチ2」の方なんです。

「実行の達人」は「ザ・コーチ2」に書かれている内容を、より実行力にフォーカスして作ったものなのですが、この「実行の達人」の内容を先に身につけてから「目標の達人」っていうのもルートの一つですね。

「実行の達人」「目標の達人」「時間の達人」の三角形があるといいですね。

一つの授業で全部は網羅できないんですね。人によって違うから。

この「実行の達人」をリリースしたくなったのは、『目標は明確で少しは動いてるんだけど、思うように動けない』っていう人の声があったからなんです。

なので、目標はこうでノウハウは手に入れた、あとは動く、っていうと実はこれなんです。

また、すごく行動には移せるんだけれど、上手く目標が見つからないっていう人もいるわけです。

目標も明確で、今度は実行も出来てるんだけれど、何か人生がおかしくなっている人っているでしょ?

こんな人には「時間の達人」。

人によって、どれがその人にとって有益か?っていうのは、その人の状況によって違うんですね。

ここで、日々でも、目標や夢、行き先があって、物の考え方があって、次にそれが実行で、全部掛け算なんです。

(掛け算だから)ゼロだとゼロになるって話はしてるんですが、全くゼロの人はいない。

どっかは数字が高いんだけれど、どっかは足りないんだよなっていうと、その足りないところをこの授業で補ってもらったらいいかな~と思います。

今「目標の達人」を受講しているのですが、こちらの授業の中に実行力を向上する内容は含まれていないんでしょうか?
また、「目標の達人」を受講しても「実行の達人」の方も受講しなければ、効果として、目標が100で×(かける)実行が0っていうことになったら0になるのでしょうか?

「目標の達人」は、「目標の達人」になるための習慣を備えて行ってもらうということにスポットライトが当たってます。

ただ、目標は明確なんだけど、上手く目標に向かって動けないっていう人がいるので、それについては(「目標の達人」の中の)6時限目で話しています。

・目標が明確になったら、今度はそれを行動に移すんですが、そこで行動に移せる人と行動に移せない人がなんでいるんだろう?

ということや、

・具体的な目標やゴールやビジョンが明確になったら、人によって実行のパターンが違う。

っていうことについて話しています。

階段で例えると、2段3段飛びで上がって行きたいっていう人もいれば、一段ずつ確実に行きたいコツコツ型の人もいますよね。

なので、その実行のパターンを自分に合わせた実行のパターンで進んでいったらいいですよっていうのを6時限目で伝えています。

まず、それを取り組んでもらえれば大分実行力がつくと思います。

ただ、もっと実行力を高めたいとなると、「実行の達人」もプラスαで学んでいただくと、掛け算の実行力のところの数字が上がると思ってもらえたらいいかな?

「目標の達人」は目標の方にスポットライトを浴びせて、そっちのウェイトを多くしているので、網羅するっていうと、この「実行の達人」の方もプラスαで考えてもらうと網羅性は高くなっていきますね。

6か月の受講期間で実行に移せる力がついてますか?

ずっと話しているように、じゃあ、6か月で黒だったオセロが白にひっくり返るか?というと、これも人によって違います。

例えば、1か月目でひっくり返る人もいれば、6か月目が終わった時点でも黒だったのが、少~しこう、オセロでいうと立ち上がって白に傾きかける、みたいな方もいる。

僕は考えてるのが、一気に白に変わるっていうのは、すでに変わりかけている人が「実行の達人」を学んで腑に落ちる人です。あぁやっぱり!みたいな。

お腹が減っている人に、『魚を与える』っていう方法がありますね?それと『魚の釣り方を教える』という方法。やっぱり、僕は『魚の釣り方』を教えたい。

「実行の達人」を学んでいただいて、実行力を取り戻すっていうことはどういうことなのかっていうのを1ヵ月ずつ体験を通じて腑に落ちていくと、6か月で、さっきの言葉でいうと魚の釣り方がわかる。

その魚の釣り方が6か月でわかったら、それを何回も何回もループの様に繰り返していただければ、「実行の達人」に、実行力を取り戻すっていうことが高まっていくと思うんだけどね。

あと、過去のクライアントさんのケースで言うと、6か月あると結構良くなります。

なぜかというと、習慣が変わるためのに最低3か月必要だといわれてるんですね。

実行力も習慣だと思ってもらえればいいので、倍の時間ありますからね!

ただこれも、いろいろワークとかエクササイズとか宿題も出ますから、それに取り組んでもらうというのが前提だね!

6か月の受講期間が終了したあとも、アフターケアのようなものはありますか?

そういうお声はたくさんいただいていて、すごくうれしく思っています。

ですが、そういうお声が大勢から来ると、僕は一人なので、誰にはできて誰にはできないっていう状態にもなっているので、本当に心苦しいんです。

直接1人1人にお応えしたい気持ちはヤマヤマなんですが、どうしても物理的に無理なので、こういう講座で、ぜひそれは学んでもらいたいなと思っています。

あとは、仲間同士で学習するっていうのは効果があるんですね。

「目標の達人」の最初の授業でも、プラットフォームを作って参加者同士で、僕はこんなことやった、こんなことに気づいたっていうのを情報交換しているんですね。

たぶん、それの方が、より自分に身近な人の体験談なので有効かなと思うので、そっちを活用してもらうといいかもしれないね。

今、谷口さんはもう個人的なコーチングはされてらっしゃらないということだったんですが、それでもやっぱり、コーチングをしていただけないでしょうか?そういった時間の余裕は本当にないんでしょうか?

ごめんなさい!これも本当にたくさんの方から声を掛けていただいて、以前はウェイティングで待ちます!っていう人いたんです。

待っててくださいって言ったんだけど、結局空かなかったんです。みなさん、なかなかやめないんです。

2年も3年も待ってもらうのがもう心苦しくて、なので、そういう方のために、今回こういう講座とか動画で僕がコーチできるような、オンラインコーチングみたいな形にしたので、申し訳ないですが、このオンラインコーチングで僕のコーチングを体験してもらったらうれしいなと思います。

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