コーチングの魅力とは? #9

最終更新日:2021年2月9日

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谷口コーチに質問する 

── 本日は「成功するコーチの心得」「活躍し続けるコーチになるためのヒントについて」お伺いしていきたいと思います。

谷口:その質問ありがたいですね!世の中に有能なプロの、プロフェッショナルのコーチがいっぱい増えるっていうのが僕のミッションの内の一つでもある。うん。ぜひ聞いてください!

コーチングの魅力とは?

#1. 自己成長を認識できる

── 谷口さんがお考えになるコーチングの魅力とは何ですか?

谷口:いい質問ですね!コーチングの魅力ね。コーチになって、自分もコーチを付けて、いろんなことをイメージしたこといっぱいあるんですけど、魅力ね。

まず、コーチングって、目標に向かってクライアントさんが自己成長を遂げていくプロセスを支援するんですね。目標達成だけじゃなくて簡単に言うと、開発なんです。その人のポテンシャルのね!

── ポテンシャルの開発!いい言葉です。

谷口:だって、潜在能力って僕たちにはいっぱいあるのに、多くの人がほとんど使わずして、一生を終えていくわけじゃないですか。いうでしょ?脳だって本当のポテンシャルの一部分しか使っていないって。

あとは、僕たち人類の身体的能力がすごくあるのに、全部発揮しちゃうと体が壊れちゃうから逆にセーブしてる、脳みそがね。少しそれを開発すると、人って自分でも驚くような成長を遂げるんですよ。まず自分がコーチングを活用して、コーチを受けて、僕自身がこの17年の自己成長にびっくりしてるんですよね。なので、この自分に驚く、まぁ自分に感動するっていったらいいのかな?これも魅力の一つ。

人が一番モチベーションが上がるのが自己成長を認識した時なんですよ。特に子供は「出来たね!」って言われるとすごく嬉しい。出来なかったことが出来るようになるとか、ていうのがすごく嬉しいんですね。それが感じられる、体感できるというところが一つ、コーチングの魅力ね。

#2. 成果を手に入れるまでの努力のプロセスを舞台袖で見られる

あとは、コーチしてての魅力かな?いろんな成功している人って、成功している一部分しか見聞きしないんです。その背景とか裏側で一生懸命努力している姿ってなかなか見れないですよね?

よくコーチしててクライアントにいう話がね、「もうあなたは傍から見ると優雅な白鳥に見える」と。

簡単に言うと、「水面を優雅に泳いでいて成功しているように見えるけど、誰も水面下で一生懸命足で泳いでるのは見ないよね?」だから、目撃しているのは優雅な成功しているシーンですけど、コーチってクライアントが努力している姿を見られるんですね。

それを舞台袖、裏で見られるっていうのが一つの魅力ですね。それと、多くの大衆、一般は上手くいった姿を見ているんですけど、コーチってそれを誰よりも早く、誰よりもそばで、最初の目撃者になれるんです。

── ほんとだ、一番最初の目撃者!

谷口:これは結構楽しい。努力しているプロセスも知ってるし、上手くいって成果を手に入れている人を見れるんですよ。イメージはね、新人の女優でも俳優でもスポーツ選手でもいい。その人が、舞台に立ってスポットライトをパッと浴びるのをその舞台の袖口でこっそり見てる、みたいなのが魅力かな。そんなところがコーチをしてて、「コーチ冥利に尽きる」みたいなところがある。

── コーチ冥利に尽きる!

#3. ストーリーの共演者になれる

谷口:もう一つ思い浮かんだ!「ザ・コーチ2」で書いたんですけど、「共演者」という言葉が好きで。人生って、あなたはあなたの人生の主役でしょ?でも、ご主人の人生の共演者じゃない?

── そうですね。

谷口:自分の人生では主役なんですけど、周りの大切ないろんな人の共演者ですよね?だから人生って主演であり、共演もしているんです。それをお互いにやってるから、特に夫婦はね。コーチとクライアントって共演者の関係なんです。

なぜかっていうと、パートナーシップって言葉で書かれてるんですけど、これって提携関係って意味なんですよね。提携ってお互いそれぞれが持っているものを持ち寄って、新たなものを作っていく関係なんです。だから、協賛でも協力でも支援でも援助でもないんです。提携なんです。

この人生でね、努力をし輝いて成果を手に入れる一つのストーリーの共演者になれるっていうのもコーチ冥利につきるところかな。

だから僕はすごく心がけていることは、クライアントと話す時には「僕たちの」っていう主語を使うんです。「We」をつかうんです。目標も僕たちの目標なんです。クライアントの目標じゃなくて。その共演者感覚もコーチ冥利に尽きるかな。それも結構ドラマチックなストーリーですからね、クライアントさんそれぞれの。そんなところが魅力の一つだと思うよ。

── その魅力、伝わってきました!というか、味わってみたい感じです。とても素敵な人間関係ですね

谷口:いろんなドラマチックないろんな人のストーリーに1共演者として登場できる。それって僕にとってすごく価値があってうれしいことなんですね。

── コーチングの魅力ってそういうところにもあったんですね。素敵なお話です。

コーチングは提携

谷口:コンサルタントとか、カウンセラーさんにはこの共演者感覚ってあんまないんじゃないかな。

── そうですね。またちょっと違いますね。

谷口:違うよね!こっち支援だもんね。カウンセリングとか、コンサルティングは支援。でもコーチングは提携なんです。

── 「持ち寄って良い物を作り出す」で、「私とあなた」ではなく「私たち」なんですよね。

谷口:今問われて初めて思った。他の似て非なる職業、セラピーさんもカウンセラーさんもコンサルタントもティーチャーもトレーナーもなんか支援っぽい。でもコーチは提携。

いいね、コーチ!

── コーチいいですね!谷口さんは、そういう素敵なコーチが世界中にたくさん増えたら世界もっと良くなるよっておっしゃるんですが、良くなるし、コーチという職業を選んで、コーチでしか感じられない魅力とかも享受できたらとっても素敵ですよね。

たくさんの人がコーチングを体験したら世の中は変わる!

谷口:僕がコーチになりたての頃のプログラムが、アメリカの「コーチ・ユニバーシティ」っていうところのプログラムで、それを日本に持ってきてるんですけど、その創設者がトマス・レナードっていう人なんですね。

「コーチングの父」みたいな感じで。これを作った人。47歳で若くして亡くなってるんですけど、その人が自分のメルマガかブログかである言葉を書いていて、「もし、一万人の人がコーチングを体験したら世界はどうなるだろうか?」まだコーチングが全然普及してないんですけど、トマス・レナードは夢を描いたんでしょうね。

「このコーチングというものを多くの人が体験したらきっと世の中は変わるはずだ」と。

それをちょっと、心のどこかで勝手に引き継いでる感じがあるんだよな。

── このお話を谷口さんからお聞きして、「あ、コーチってなんかいいな!コーチになるとどんな風になるのかな?」とか、もちろんコーチとして活躍されてる方も、また谷口さんの言葉でそういう方が増えていくような感じがします。素敵なお話をありがとうございます。

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