【99%の人が知らない】目標設定の”隠された恐怖”とは?/人生を劇的に変えるゴールの力【コーチング】

最終更新日:2025年9月22日

今日は、コーチングでもとっても重要な『ゴールセッティング』についてお話をしていこうと思っています。

コーチングでは、『ゴールを活用する』といういい方をするんです。僕がこれにたどり着いたのが、あのドラッカー(ピーター・ドラッカー)さんっているじゃないですか。「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」のドラッカーさんですね。

ドラッカーのMBO-S理論

ドラッカーさんは、こういういい方をしたんですね。『MBO-S』これ何の略か?って言うと、「マネジメント・バイ・オブジェクティブ&セルフマネジメント」

日本語にすると、マネジメント=管理。オブジェクティブセルフマネジメント=「自己管理」みたいな感じなんですけど。日本のビジネスでだいぶ前に、この考え良いなって、多分会社に勤めしてる人は結構知ってると思うんですが、これを「目標管理制度」って訳しちゃったんですよ。ちょっと意味違いません?「目標管理制度」を文章にすると「目標を管理する仕組み」ってなるじゃないですか。

でも、実は「by」って「~を」 じゃないと思うんですね。っていうことは、「目標を管理」っていう日本語と、「目標による管理」っていうので、意味が全然違ってきちゃうと思うんです。

僕、組織人にいたので、ちょうど25年前、コーチになって独立したんですが、その前に導入されたんですよ。「目標管理制度で目標管理面談やってください。」っていわれて、どうなったか?っていうと、セールスマンですから目標ありますよ。それで、目標が達成してるかどうかによって評価が変わるんですね。

何やるか?って言うと、上司と面談して、「今期の目標何にするんだ?」とか言って、「いや、これでいこうと思います。」「じゃあ、シートに書いて。」って、「じゃあ、これで出しておくから。」で、半年後に人事に提出しないといけないから、「目標をちょっと面談しよう!」とかいって、達成率がどうだったのか?何をしたのか?っていうのを書いて出すんですけど。

正直あまり有効じゃないなと思いました。なぜかって言うと、そこで「達成率」とかになっちゃうんですね。

例えば、どれぐらいの売上を上げて、それが何パーセント達成できたかっていうので、当時、ABCの評価を付けてたんですよ。達成率でABC評価が付くなら…、人間ちょっとずるいこと考えると思いません?

ってことは、達成しやすい目標を最初に設定しておけば達成率は100%に近づくので、褒められるとか、いい評価されるって多分考えますよね。なので、日本に導入した時、僕が聞く限りでは、あまり上手くいっていないんです。

でも、コーチングでは、まさにこの通りなんですよ。目標によって管理する。「管理」っていうのは、より良くするっていう意味があるので、例えば、これをコーチングでいうと、豊かで非常に創造的な人生を生きるために、目標をうまく使って、より良くするセルフマネジメント、自己管理ですよ。っていうと、なんとなく意味通じるようになってくると思いませんか?

なので、コーチングでは、目標によって刺激的で創造的なプロセスを作り出す、そのためのセルフマネジメント。って考えると分かりやすいんですよ。

なので、コーチングでは「ゴールを活用する」なんです。達成するとか、設定するではなくて、「ゴールをうまく使う」という意味なんですね。

コーチングでは、まさに『MBO&S』を使って、クライアントさんの人生が、刺激的で創造的で、公私共に可能性を最大発揮していく。一言で言ったら「成功を支援する。」そのために、ゴールを活用します。なので、今日はこのことについて一緒に考えていきましょう。

コーチングにおけるゴール活用の真意

ゴールっていったら何を想像するでしょうか?

日本では、よく「目標」という言葉を使うんですが、僕はコーチングカンバセーション、コーチングコミュニケーションを使ってクライアントさんと一緒にゴールを活用していくんです。

その時に使う単語。「あなたの夢は何ですか?」みたいな、簡単に言ったら「夢」ありますね。次、「じゃあ、どんなゴールを置きましょう?」という「ゴール」の話もあります。「目標」も置きますし、「ビジョン」も描きますし、「目的」を明確にしたりするんですね。これがゴールを活用するためによく使う名詞・単語なんですよ。

これ一括りで「ゴールを活用する」みたいないい方をしてるんですが、この5個の名称をよく使ってクライアントさんと話をします。じゃあ、もう少し広く考えていきましょう。

夢やゴールをいつも持って生きてる人と、夢やゴールを持たずに毎日生きてる人で、人生その全体は同じようになるか?何か変わるか?をちょっと考えていきましょう。

夢・ゴールの有無による人生の違い

小さい時から「自分は将来何になりたい?」とか「何を手に入れたい?」でもいいです。小さい時は、夢やゴールを持っていた。その夢やゴールをずっと持って人生を生きてく人と、最初は(夢が)あったけど、途中で持つのをやめてしまった人は、人生一緒かどうか、ちょっと考えてみてもらえませんか?シンキングタイムにしましょうか?

僕は、これは明らかに違うと思うんですよ。

夢を描くって言いますね。ゴールは設定するって言い方をするんですけど、夢を描くっていうのは、多分人類がすごく神様から与えられた素敵な資質なんじゃないかなって僕は思っているんです。

これは想像なんですけど、考えてみませんか?もし、人類が昔は猿だったのかもしれないですけど、少しコミュニケーション取るようになって、集団で生きるようになったんですけど、その頃から夢を持てるようになったとしましょう。

もし、人類に夢を持つ、夢を描く、ゴールを置くという資質が神様に与えられなかったら現代はどんな世の中になってると思います?

これは想像力働かして考えてみてくださいね。

人類の進歩と夢の関係性

僕、いろんなセミナーに行ったり、講演会とか、あとは企業研修でもこの話をよくするんですね。ある人がこんなふうに言ってました。

「今でもあの原始時代と同じなんじゃないか?」とか、「多分、空を飛ぶことはなくて飛行機はなかったと思う。」とか「日本人っていないんじゃないか?」っていう人がいたんですね。面白いなと思ったんですけど。

例えば、夢は、なりたいとか、したいとか、得たいとかいうふうにいわれるんですけど、簡単に言ったら願望なんですよ。

僕たちの先祖はね、アフリカからスタートしたらしいって聞いてますけど、その時に、僕たちの先祖の内の誰か、何人か、「あの山の向こうには何があるんだろう?見てみたい!」と思ったのがいたんだと思います。とか、「あの海の向こうには何があるんだろう?行ってみたい!」って思った先祖が多分いたんだろうと僕は思うんですよ。

そうすると、「ちょっと行ってみようか?」って思う僕たちの先祖がいて、勇気ありますよね。多分、自分たちで作ったいかだや船で、あの海の向こうに行ってみようって、その土地を離れた先祖がいたんだと思うんですね。

それで、多くの僕たちの先祖は、途中でその夢が破れてしまったり叶わなかったりして諦めた人もいるかもしれないし、でも、何人かが夢を叶えて、海を渡ったとして、ヨーロッパ大陸に行ってアジアに行って、また海を渡って日本に来てみたいな・・・。

もう、現代って夢の延長線上に僕はあるんじゃないかなって思っているんです。

あの海の先には何があるんだろう?行ってみたい!と思った先祖がいなければ、確かに日本人、アジア人っていうのは、いないかもしれないんですね。

でもすごいですよ。海を渡ってニュージーランドとかオーストラリアに渡っていったっていう人が先祖がいるってことは、多分、夢があって行ってみたい、見てみたいって思った人が多分いたんでしょう。

空を飛びたいって、すごく思った人がいたから、僕たちは今空を飛べるようになるし、もっと早く、これを届けたいとか思ったから、列車や汽車がうまれたのかもしれないし、便利なものが生まれたので、もし人類に、夢を持つとか、ゴールを設定するという資質がなかったら、本当に原始時代のままなのかなって僕は思います。

なので、他の動物と人間が明らかに違う進化を遂げたっていうのは、この夢を持つ、ゴールを設定するっていう資質を神様からもらったから。がその理由の1つなんじゃないかなって思います。

子どもから大人への夢の変化

では、夢やゴールを持つ人と、持たない人で、何が違うんだろう?っていうことをちょっと一緒に考えていこうと思うんですが。

小さい頃、僕たちは多分多くの子供たちが夢があったんじゃないかな。だから小さい子に「将来、何になりたい?」とかって聞くと、もうほとんどの子供が、サッカー選手とか、お花屋さんとか、保育士とか、パン屋さんとか、野球選手とか、最近YouTuberっていう子いるらしいですけどね。すぐ出てくると思うんですよ。

でも、大人になってですね、「将来何になりたいですか?どんなことしたいですか?」っていったら、「うーん・・・。」、出てこない人が多いんですね。どうしてか?って思いません?なんで小さい頃はすぐあったのに、途中からなくなっていくんだろうってことに、僕はすごい興味を持ったんですね。

僕はね、そうではなかったんですよね。小さい頃からも夢があって、大人になっても夢があったんですよ。ちょっと夢物語をお話ししようかなと思うんですけど。ちょっと一緒に考えていきましょうね。

コーチになるまでの夢破れ体験談

これ見てる人ね、小さい頃、あなたは何になりたかったですか?思い出してください。

例えば小学校の卒業文集に、将来になりたい仕事みたいに書くのあるじゃないですか。あれに何て書いたか覚えてますか?考えてみてくださいね。

僕、理由は覚えてないですよ。小学校の卒業文集に「犬屋」って書いてありました。うーん、多分ペットショップのことなのかわかんないです。今は全然覚えてないですよ。犬屋って書いてありました。

いっぱいありましたね、漫画家になりたいとか、野球選手になりたいとか、保育士になりたいとか、あれ面白いですよ。卒業文集、よかったらお勧めします。6年生の時何になりたかったのか?

じゃあ思い出しますね。で、それは叶いましたか?って聞いた時に、YESかNOでしょ。じゃ、僕は犬屋になったか?なってないんですよ。ということは、この夢は叶ってないってことですね。

中学生、高校生ってなりますね。高校生ぐらいかな、将来どんな仕事をするかとか、何になるかって、今度は仕事レベルで考えますよね。高校3年生の時の三者面談ってあるじゃないですか。担任の先生と、「将来何になりたい?どんな仕事をしたい?」って高校3年生くらいの時考えてました?思い出してくださいね。

中には、さらに進学して大学行って、そこで将来何をしたいか考えるっていう人もいるかもしれないですが、大体そこで人生、進学するのか、働くのか、専門学校行くのかとか結構別れ道ありますね。

僕は、担任に聞かれたんです。「谷口、お前将来何になりたいんだ?」で、僕言ったんです。「先生、僕学校の先生になりたい。」って。「できれば体育の先生がいい。」みたいな話したんですね。そしたら、その当時の英語の先生なんですけど、その人に「いや無理だ。」と。なぜかというと、勉強全然しなかった。だから「大学行って教員免許を取るような学力はない。そもそも大学行けないだろう」と、いわれたんですね。本当に勉強していなかったので、受験っていうことさえ全く考えてませんでした。

僕、じゃあ次の夢は?っていうことで、料理が好きだったので、当時、大好きな彼女がいて、「じゃあ2人でケーキ屋さんをやろう!」とか言ってたわけですよ。っていうことは夢が変わったんです。大好きな彼女と2人でケーキ屋さんを開くっていうのが次の夢になりました。だから、進路を変えたわけですよ。

学校行ってやるからには、1番になってケーキ屋さんを開きたいと思って修行して、ケーキ屋さんに勤めました。ケーキ屋さんをいずれ開きたいから頑張って修行しようと思ったんですけど、その時の大好きだった女性に振られたんですね。せっかく一緒にケーキ屋さんやろうと思ったのにこれも叶わない。

犬屋は叶ってない。学校の先生は叶ってない。ケーキ屋さんを彼女と開くのも夢破れている。じゃあ何やりたいんだろう?って考えるわけですよ。

次にやりたいなと思ったのが、ペンションを開きたい。当時流行ってたんですよ、ペンション大ブームなんです。住み込みで働きました。ペンションで今度働いてみると、結構、現実はそんな夢物語じゃないんですね。現実は違うなと思って、ペンションを開くっていうのもやめました。

次、喫茶店がいいな、喫茶店のマスターとかオーナーいいなと思って、これも20代、喫茶店に勤めました。いずれ自分のお店を持ちたいと思ってました。でも、これも実際に働いてみると、いや、ちょっと現実と違うなと思って、喫茶店を開く夢も諦めたんですね。

結構、20代までで犬屋にはなれなかったし、学校の先生にはなれてないし、彼女とケーキ屋さんも開いてないし、ペンションもできなかったし、喫茶店のマスターにもなってないんですね。

その後、結婚もして、スカイラークという外食産業に勤めました。だったら、夢はまず店長になりたいだったんですね。でも、僕は店長になれずして、転職してミサワホームというところでセールスマンを始めるんですが、その時にやっぱり1番になりたくて、ずっと目指してましたけど、結局1番にもなれず最高順位は10番だったかな。

次に、1000万プレイヤーになりたい。でも、勤めてる時には1000万円プレイヤーにはなれなかったです。考えるとことごとく叶ってないんですよ、自分の夢

では、不幸だったか?って言われると、夢は叶ってないですけど、僕は自分の人生は決して不幸ではないと思う。多くの人が夢が破れる、夢が叶わない=不幸だ。っていうふうに思うようになるんでしょうかね。

夢が叶わなくても不幸ではない理由

それはどうしてか?って、僕は考えたんですよ。

そしたらこれ面白いよね、人の夢と書いて「儚い」って読むんですよ。どういう字かというと、「儚い」という字は、「もろく消えやすい」って意味なんですね。だから、夢って、それは儚く消えていってしまうんでしょうね。

でも、儚くて消えちゃうかもしれないけど、夢を描くのは自由だし、じゃあ、仮にそれが叶わなかったとして、不幸か?っていったらそんなことはない。っていうふうに思うように、僕は人生で学んだんです。

じゃあ、なんで他の人と僕は違うのかな?って思ったんですけど、夢を描いているわけですね。誰かが空を飛びたいでもいいし、夢を求めていくじゃないですか。そうするとその中でこう色々こうアクション起こしていくと、夢が無い人に比べると、様々な経験やチャンスやいろんな体験をしていくんだろうと思うんです。

僕は夢があったからいろんな経験ができたと思っているんですね。今思うと、それが僕にとって、すごい財産になっています。

じゃあ、なんで多くの人は途中で夢をやめてしまうのか?

例えば、小さい頃、将来歌手になりたいとか、アイドルになりたいっていう女の子がいるとするじゃないですか。3歳、5歳ぐらいだと可愛いんですけど、中学生ぐらいになって私アイドルになるって言われたら、ちょっと心配じゃないですか?「いや、勉強した方がいいんじゃない・・・」とか、「アイドルになって成功するのはわずかな人よ・・・」とか、っていわれるようになると思うんですね。

そうすると、小さい時に夢を語っても、批判も非難も忠告もされなかったのに、中学生・高校生になって夢を語ると、周りから「いや、無理だ。」とか「それはダメだ。」とか「考え直した方がいい。」とか「もっと真面目にやれ。」とかっていわれるようになるんですよ。

それを僕たちの世界では「ドリームキラー」って言います。夢を潰す人、夢を殺す人が周りに出てくるんですね。

ドリームキラーの存在と学習性無力感

自分が夢を話したり、ゴールを設定すると、周りから「ああしろ、こうしろ、それは違う。」っていわれるようになると、夢を持ったり、話すことが辛いとか、苦しいとか、嫌な思いをするようになってくるんですね。

そうすると、どんどん夢を持たない方が嫌な思いをしなくて済む、辛い思いをしなくて済む、人から色々いわれなくて済む、っていうことを学習しちゃうんじゃないかなって、僕は思ってるんです。

それを『学習性無力感』って言うんですよ。「自分には無理だ。」「自分はそんなことができない。」「やらない方がいいんだ。」っていうのを経験上学んでしまう。これ学習性無力感っていうんです。

これ、色んな所で例えを教わるんですけど、サーカスに子象を連れてきました。まだ小さいので力は弱いです。そしたら足に縄をつけて、地面に杭で打っておくそうなんですよ。そうすると子象の力では抜けないんですね。抜こうと思っても抜けない。そうすると、子象は「自分には無理なんだ。」って学習するんだって。

大きな象になっても、足に縄が付いてをれが地面についてるだけで、自分には無理だと思って、本当の力を発揮したら簡単に抜けるぐらい大きく強くなってるのに、学習しちゃったんです。「自分には無理だ。」だから、足に縄をつけられてちょんと地面に繋がれてるだけで逃げなくなるそうなんですね。

自分には無理だ、自分には力がないっていう学習。こういうことで、多分夢やゴールを持たなくなったんじゃないかなって思ってるんですね。

ただ、僕たちコーチはドリームキラーではないんですよ。僕たちコーチはドリームサポーターなんです。

コーチの役割:ドリームサポーターとして

人の夢やゴールを心から応援するし支援するし、その可能性を誰よりも信じてるのがプロのコーチなんですね。

だから、他の人に言うのは憚るとか、恥ずかしいとか思えるようなことでも、コーチに一度話してみてほしいんです。そうすると、プロのコーチたちは喜んで「それは面白いね!」とか「それはワクワクするね!」とか「それができたら人生はもっと輝くね!」って、輪をかけて膨らましてくれるんですよ。あなたの夢やゴールですね。

そうすると、「え、行ける!?」とか、「あ、確かにいいかも!」って、学習性無力感がどんどん小さくなっていきます。それで、「自分にはできるかもしれない。」「確かにもっと本当にやってみたい。」って思えるようになってくるんですね。

なので、このドリームサポーターのそばにいて夢を話すと、一度、学習性無力感で夢や目標持たなくなったのが、子供の頃のように、あれもしてみたい!これもしてみたい!こんなふうになってみたい!って、思えるようになってくるんです。

そのために、僕たちコーチは「ゴールを活用する」っていうのを最大限にやるんですね。

話戻りますよ。

夢の追求がもたらす具体的なメリット

夢やゴールを設定して、この道のりを歩んでいくと、人は様々なメリット、ベネフィット(恩恵)を手に入れていきます。僕の経験でいうと、夢の数だけ知識や情報を手に入れることができました。

ケーキ屋さんに僕はなれてないですけど、料理の知識もあるし、ケーキの知識もあるし、スキルでいったら、子供のバースデーケーキも作れるし、お菓子の家も作れる。夢は叶ってないですけどね。

例えば、ペンションとかあ、喫茶店をやりたいっていう夢があったので、コーヒーの知識もありますし、ちょっとバーテンもやってたので、カクテルの知識もありますし、カクテルも作ることができます

夢の数だけ僕たち博識になっていくんですよね。いっぱい夢があると、いろんなものに興味を持って、調べたり人に聞いたりするので、情報はいっぱい入ってくるってことですね。

そうすると、夢があるといろんな経験をしますよね。いっぱい色んな所に行ってみたいと思うじゃないですか。イタリアにも行ってみたい、カナダにも行ってみたい、ニュージーランドにも行ってみたいって思ったら調べますよね。人に聞いてみたりするじゃないですか。そうすると、旅先の知識や情報は増えていきます。

次、カナダに行くためには何が必要なんだ?ニュージーランドでは何が必要なんだ?っていって、例えば必要なものを調べたり備えたり、今度は実際に行くと、もうハラハラドキドキで冒険するでしょ?初めてのことばかりで。初めてニュージーランドの路面電車に乗ってみるとか、カナダのフェリーに乗ってみるっていう経験が人生の豊かさを作ってくれるんだろうと僕は思っています。

なので、色々な経験や体験や情報や能力やスキルが備わっていくんですね。

それと、夢をいっぱい描くといろんな出会いがあります。

例えば、僕は本を出したいって夢があったので、編集者の人にも、出版社の人にも、ライターにも会いました。他の著者、本を書く人とも出会いもありました。その本を通じて、講演を依頼されたりして日本中に出向いていろんな経験もすることもできたんですね。

夢やゴールを置くと、それまでのプロセスで、刺激的で創造的な人生に必要なものが嫌というほど手に入る。だからコーチングではゴールを活用するんです。

極端にいうと、僕はコーチングをしてる時に、「夢やゴールは叶わなくてもいい、ただ置いた方がいい。」と思ってます。夢を置くから僕たちは成長していくんですね。

もっといったら、途中で夢を変えてもいいと思います、夢を置かないよりも。

夢やゴールをとにかく設定する。そして、それに向かって歩いていく。歩いていって、もし夢が変わるのであれば、夢やゴールは自由に変えていい。ただし、ずっと設定し、追い求め続けてくことで僕たちは様々な恩恵を手に入れることができると思ってます。

なので、コーチングでは、ゴールを必ず設定してそれに向かっていく。そのプロセスをクライアントと一緒に歩いていくんですね。

では、どうやってゴールを活用するか?ということなんですけど。

ゴールを活用するための5つの要素

まず、ドリームサポーター、できればプロのコーチがいいと思うんですが、まず夢から始まります。1番最初は「夢」なんです。

どんなふうにお勧めしてるかっていうと、『ドリーム100』夢を100個書くといいですよってよくいってるんです。

なぜかというと、学習性無力感で、途中で夢を描いたりすることを僕たちはやめてしまったので、思い出して欲しいんですね。

100って結構大変なんです、最初。でも、「~なりたい」とか「~したい」とか「得たい」得たい=欲しい物ですね。なりたい=将来こうなりたい。したいだけでも100個結構出てきます。

例えば、行きたいところ、行きたい、見てみたい、やってみたいっていうことを100個書けるんじゃないでしょうか。例えば旅行好きな人だったら、行ってみたい場所だけで100個書けるはずなんですね。なので、1番最初は夢、ドリーム100、夢リストを作るってことです。なるべく多いのをお勧めします。慣れてくると200ぐらい書けます、簡単に。

次、その「ドリーム100」のリストの中から、今年、来年、1~2年、長くて3年位の間に、どれを叶えたいかなって決める、練習だったら1年以内ですね。このリストの中から本当に叶えたいものをピックアップしていきます。例えば、~へ行きたい、~をしたい、こうなりたいって3つあったとするでしょ。このそれぞれの夢に、日付を入れるとゴールになるんです。

ゴール設定のコツはですね、「2026年7月30日」とかこういうの。うまくいかないのが、「2026年中」とかって考えるとうまくいかないです。

例えば、「40歳までに~」とか、「来年には~へ行く。」と決めた時と、「2026年の7月30日に~へ行く。」って書いた時で、なんか気持ちの違いってないですか?

なので、ピンポイントの日付を入れるとゴールで、コツは人間こうやると、ちょっとビビるんですよ。「無理かもしれない。」

これは、ゴールは活用するなので、何年中っていうよりも、何月何日って言った方がリアリティが増すんですね。そうするとより、叶う確率、実行確率が高くなるので日付入れてください。

この日付は、この通りにならなくてもいいです。コツは日付を入れることなんですね。ゴールの日付は入れます。

そのゴールを入れたら次に、それが叶った時のことを想像しましょう。ビジョンっていうのは、それが叶った時の映像を見てる状態にする。

例えば、旅行に行きたいとしますね。イタリアのベニスに行きたいとしましょう。ベニスって多分運河とかですよね。あの運河の街をずっと頭の中に想像する。旅行雑誌を買ってきてそれを見る。ベニスが映ってるようなテレビがあったらそれを見てみる。自分がそこで旅をしてるのを想像する。

もっといったら、ベニスの写真貼っときましょうよ。そうすると、このゴールまでの途中に、小さくマイルストーンのように置いておくのが目標なんですよ。

目標。じゃあ、そのためには雑誌を買おう、お金を少し貯金しよう、そのためには、計画を立てよう。計画してきたら旅行、飛行機のチケットを買おう、ホテルを予約しよう、お金を準備しよう、空港に行こう、みたいなのが全部途中に入ってきます。それが「道標」なんですね。

ゴール、夢に日付を入れて、それが叶った時のことを想像して、途中までのプロセスにマイルストーンを置いていく。そうするとさっきのゴールの力を最大限活用できます。

最後にゆっくり考えて欲しいのが、「なぜそれをしたいのか?」という理由なんです。

ちょっとこれ考えてみてもらいたいんですけど、人生を刺激的で創造的で豊かにするために最終的には5つのうちのどれが1番重要だと思います?

これはちょっと考えてみてもらえませんか?どうでしょうか?人生僕結構長く生きてきまして、1番大事なのは「何のため」=目的ですね。

これをいっぱいやっていくと、自分の人生はどのように生きたいのか、どんな人生にしたいのか、なぜここに生まれてきたのかって結構明確になってくるんですよ。

なので、最終的にはゴールを活用して、刺激的で創造的な人生を生きてくんですけど、それは何のために生きるのかっていうのが分かってくる。それが、僕がゴールを活用することの最大の効果だと思っています。

さて、いかがでしたでしょうか?

僕たちコーチは、MBO&セルフマネジメント。目標を管理するのではなくて目標を活用して、人生を豊かにしていく。刺激的で創造的な人生を作っていくっていうのにゴールを活用します。

どうしてそれが有効なのか?どのように作ればいいのか?っていうのをお伝えしてきました。

最後にセルフマネジメントですね。どういうことかっていうと、描き設定してマイルストーン置いても、ゴールに向かうという行動を起こさないとそれは近づきませんし、途中の色々手に入るベネフィットも手に入らないので、セルフマネジメントは時間管理です。

セルフマネジメントと時間管理

ここに設定して、ゴールに向かうためにやるべきことが見えてきますよね。それを自分のタイムテーブルの中に必ずブロックとして置いておくことです。

例えば、イタリアのベニスでもいいです。行きたいと思ったらベニスの旅行雑誌を買いに行くという、アクションがどこか手帳の中に入ってるかどうか、なんですね。

そのために○○をする、○○をするっていうのが必ず自分の手帳、時間スケジュール帳でもいいです。その時間のマネジメントの中に入ってるかどうかが、実際に行動移すかの最大のポイントになります。

だから、自分の手帳でもいいです。パソコンの中のスケジュール帳でもいいんです。ちょっと見てみてもらえません?ドリーム100の中からいくつかゴール、日付を入れて設定してそのために必要な目標を実際行動に移すアクションが必ず書かれていますでしょうか?

これを続けていけば、あなたの10年後、想像もできなかったような自分にきっと出会えると思います。

僕は、この世界にいて確信を持ってます。ゴールを活用すれば将来の自分にびっくりする将来の自分に会えるっていうのは僕は確信を持ってます。

もう1つ、今僕はそういった、20年前想像もできなかったような自分になれているんですね。その時に思ったんです。20年前、そのもっと前の自分に、あの時夢を描いてくれてありがとう。あの時夢を描いてそれに向かっていこうと思って行動してくれてありがとう。すごく、昔の自分に感謝したいと思っています。

最後にもう1つだけ面白いことお伝えしますね。

車が欲しい。新しい車が欲しいと思ってください。夢の1つでいいんですよ。その時に「この車が欲しいなあ、これいいなあ。」って思ったとしますね。だから、それ日付入れましょう。

例えば、「トヨタの○○が欲しい。トヨタの○○のオーナーになる。」「20XX年○月○日、初めて自分の家にその車が来る。」という設定をしてみてください。

不思議なんですよ。街中を歩いてるとその車が増えるんです。

それどういうことかって言うと、脳はその車にやたら反応するんですね。「その車が自分の家に来ることはもう現実だ。」っていうふうに思うようになると、日常のあらゆる情報の中から夢に必要なものをどんどんキャッチアップしていくようになるんです。

なので、チャンスやいろんなヒントもきっと見つかるはずなので、このドリームリスト、日付を入れる、思い描く、写真を貼る、その間にマイルストーンを置いて何のために行きたいか?いつも考えてみてください。

そしたら、きっとあなたの10年後は変わるはずです。

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