選ばれるコーチに必要な3つの資質【マスターコーチ直伝!コーチング成功原則】
谷口:今日は、『プロコーチ界のトップランナーに共通する3つの資質』ということについてお話していこうと思います。
目次
プロの世界のピラミッド構造
プロフェッショナルといわれる職業って結構いっぱいありますよね。プロゴルファー、プロ野球選手、プロサッカー選手、ある専門家たちは僕はプロだと思うんです。
弁護士、税理士、料理人の中にもいますし、そうすると、こんなピラミッドがプロの世界ではあるんじゃないでしょうか。
例えば、コーチの世界だと「資格」でいうと分かりやすいんですけど、国際コーチング連盟の認定資格というのがあって、一番初級のことをACC、次の資格がPCCで、最後がMCC。
コーチング資格のレベル構造とトップ層の特徴
例えば、このボリュームゾーンでいうと、ACCレベルの資格を持ってる人は大勢いるんですね。その中から、PCCレベル、MCCレベルになっていくと、この人達(MCC)がトップ層っていうと、全体の10%もいないかもしれないですね。
プロ野球選手で、メジャーリーグでレギュラーでトップですごく高い報酬を得てる人って、プロ野球選手といわれる人の中の本当に氷山の一角、トップ10%の人かもしれません。
プロゴルファーもそうですし、弁護士さんでも、トップ10%の人が本当にフロントランナーとして高い報酬を得て大活躍しているってことですね。
MCCになったから高い報酬を得られるか?って、イコールではないかもしれないんですけど、それなりの実績や、スキルや、経験や、人格を持ってるから、高く世の中から評価されて、MCCという資格になっていると思うんです。
一応、この道25年位居ますので、僕が見てきた、このレベル(ACC)の人と、ここのレベル(MCC)の人では、明らかにもちろん報酬とか、仕事の内容も全然違うのですが、持ってる資質が結構違うので、それを今日はご紹介していこうと思います。
コーチングとコーチングカンバセーションの違い
では、基本的なところから一緒に考えていきたいんですけど、「コーチングとは何か?」っていうことなんですね。
僕、いろんなところでお話ししているんですけど、プロコーチになりたい人は、コーチングとコーチングカンバセーションを分けたらいいと思います。
「コーチングカンバセーション」っていうのは、コーチングで使うコミュニケーションのことを指すんです。なので、コーチングを習った人は、プロコーチになる道と、普段の仕事でコーチングを活かす。というふうに、結構大きく分かれると思うんです。
「プロコーチになる」っていう人はまさに、コーチングを生業にします。
”コーチングを日常で活かす”っていう人は、例えば、マネージメントですよね。課長さんが部下の育成のため、チームの目標達成のために、普段の1on1ミーティングでコーチングを使ったり、部下が相談に来る時にコーチングを使ったり。
親子でいうと、子供の成長を促すお母さんやお父さんが、日常の親子の会話で、コーチングカンバセーションを使って、子供の可能性を発揮させる。
コーチングカンバセーションを日常に生かすのと、プロのコーチになって、コーチングを生業にするのは別なんです。
コーチングの定義:パートナーシップ契約
ここでは「コーチング」でいきましょうね。
『コーチングとは?』国際コーチング連盟に書かれてるのは、簡単にいうと、思考を刺激する。非常に僕たちの脳の力って高いんですけど、それを刺激する。
次に、創造的なプロセス。新しいものを作り出すとか、可能性を発揮する、といった創造的なプロセスを通じて、クライアントの公私において、プライベートもそうですし、仕事もそうなんですけど、可能性を最大発揮させるクライアントとコーチのパートナーシップを目指すっていうふうにいってるんですよ。
一言でいったら、コーチングとは、クライアントとコーチのパートナーシップなんです。
簡単にいうと、提携関係。もっと言ったら、プロなので、パートナーシップ契約を交わす。それがコーチング。
だから、コーチングカンバセーションを使うのと、パートナーシップ契約を交わすというぐらい大きく違うのですね。
なので、クライアントさんというのは、公私共に自分の可能性を最大発揮し、刺激的で創造的な人生を生きる人です。その人とのパートナーシップなんですね。
そうすると、こう考えられませんか?誰とパートナーシップを築きたいか?
パートナーシップを築きたい相手の条件
例えば、僕たちは、コーチとクライアントのパートナーシップってもありますし、人生でいうと配偶者とパートナーシップを築く。(婚姻関係、結婚をする)
じゃあ、ちょっと考えて欲しいんですけど、もし人生を共にする結婚相手、つまりパートナーを見つけようと思った時、誰でも良いってわけじゃないですよね?
できれば、こういう人とパートナーシップを築きたいし、こういう人は勘弁して欲しいな、嫌だなっていう人がいるはずなんですね。それを考えると見えてきます。
次に考えて欲しいのは、「共に」ですから、人生ですよね。結婚みたいなものなんですけど。
コーチングで、刺激的で創造的なプロジェクトを共にするパートナー、どんな人と組みたいか?なんです。これを考えるとまず、必要な資質って見えてくるんですけど。
「誰と組みたいか?」っていうのを考える時に、「誰とは嫌か?」って考えるとすごく分かりやすいんですよ。
では次、「どんなコーチとは組みたくないか?」ってちょっと一度考えてみますね。せっかくなので、見ている方、ちょっと手元にメモするでもいいし、頭の中で考えるでもいいので、ちょっとシンキングタイム取りますね。
「どんなコーチとは組みたくないか?」もっといったら、「こんなコーチは嫌だ!」っていうのをちょっと考えてください。じゃあ、ちょっとシンキングタイムにしましょう。
組みたくないコーチの具体例
さて、どんな答えができたでしょうか。例えば、もう不健康極まりなく、生活習慣がぐちゃぐちゃで、いつも機嫌が悪そうな人とパートナー組みたいですかね?
僕だったらちょっと勘弁して欲しいなと思いますね。あと、みすぼらしいとか、なんか貧乏神がついてんじゃないかなっていう人もちょっと勘弁して欲しいです。
あと、上から目線で、高飛車にマウンティングをしてくるような人は嫌ですね。パートナーなので提携関係ってことは、対等な関係なんですね。だから、上から関わってきたり、もしくはすごく下手に出てくるような人も勘弁して欲しいかな。
あとは、なんかすごく良い事、すごくもっともらしい事を言うんですけど、その人自身は、言っていることと、行うことが違う。言行不一致ですね。これも僕は勘弁して欲しいかな。
あとは、物事をどう受け取るか?っていう受け取り方で、例えば、なんかあったら、「あ、チャンス!」って受け取る人っていますよね。でも、なんかあったらなんか「ピンチ!」って受け取る人もいるし、「ラッキー!」って受け取る人もいれば、「残念…」って受け取る人もいます。
できれば、僕は物事を悲観的に受け取る人はちょっと勘弁して欲しいかな。どちらかというと肯定的に受け取る人の方がいいと思ってます。
あとは、コーチングカンバセーションとコーチングは別ですよ。コーチングではゴールを活用します。簡単にいうと夢や目標やゴールをうまく使って刺激的で創造的な人生を作っていくんですが、
例えば、僕がコーチに「コーチあなたの夢なんですか?」っていったら、「いや、僕は特に…」っていうような、コーチ自身が夢や目標がないっていったら、これもちょっと僕は勘弁して欲しいなとかって思うんです。
理想的なパートナーとプレゼンスの概念
その裏返しはどうでしょうか?どんな人とパートナーを組みたいか?
僕だったら、心身共にいつも充実してて、非常に健康的で、自らも夢を描いたり大きなゴールに向かって進んでいて、自らも刺激的で創造的な人生を生きてる人。それと、言っている事と、行っている事が一致して、見るからに魅力的な人と、できれば僕はパートナーシップを組みたいんですね。
それを何というか?というと、僕たちプロコーチの世界では、『コーチのプレゼンス』といういい方をします。
「プレゼンス」って何?よく聞かれるんですけど、一言でいったら、コーチの存在感、コーチの影響力といういい方をするんです。
つるみの法則と大谷翔平さんの例
「つるみの法則」って聞いたことないですか?
その人と共にいる、そばにいる一緒の時間を過ごすだけで、その人といるだけで自分も良くなる、自分も変われるみたいな人をいうんです。
つるみの法則っていうんですけど、最近だと、すごく思うのは野球の大谷翔平さんは、とてもすごい高いプレゼンスの持ち主だと思います。
ドジャースに行ったのかな?そうするとドジャースの他の選手が、「翔平がいると。」とか、「翔平がいるだけで。」とかいうじゃないですか。
っていうことは、もちろん結果も出してますけど、彼の存在がチームに影響してるわけですね。
もう一流ですよ。一流のメジャーリーガーのトップの選手も、大谷翔平さんのプレゼンスに影響を受けて、自らがもっとより良くなってるんですね。だから、大谷翔平さんの影響力、大谷翔平さんの存在感が、ドジャースという他の選手にすごく影響を及ぼしてると思います。
なので、プロのコーチのトップランナー達は、非常に高いプレゼンスを保っている、持っているというふうに僕は思っているんですね。
ということは、コーチングっていうものが商品・サービスではなくて、誰とのパートナーシップが商品だと思うんです。
だから、コーチングを受けるというよりも、誰のコーチングを受けるか?誰をコーチにするか?で、効果が全然変わってくると思うんですね。
なので、プロコーチ界のトップランナー達は、高いプレゼンスをしているっていうことなんです。
プレゼンスの構成要素と自己診断
では、プレゼンスとはどうやってできているのか?何によって構成されてるのか?っていうのがヒントになるわけですよ。
では、ちょっと想像してみてください。大谷翔平さんの存在感とか影響力と比べて自分のプレゼンス、影響力や存在感は何点ぐらいになるでしょうか?
そうだな、僕でも、あれほどの影響力がまだ発揮できていないと思うので、まあ60点か70点ぐらいだと思うんですけど。
コーチ業界の中では僕は結構、高い影響力は持ってると思うので、コーチの中でいったら、トップ10%に入るプレゼンスは僕は有してると思います。
自分が、コーチ達の中でどれぐらいのプレゼンスを維持できてるか?保ってるか?ちょっと1度考えてみると、さらに上を目指すためにはどうすればいいか?って分かってくるような気がしますね。
では、プレゼンスです。
トップコーチに必要な3つの資質~その1~
パーソナルファウンデーション(自己基盤)
いろんなものでプレゼンスって構成されているんですが、一つこれをご紹介しようと思います。
1つが、「パーソナルファウンデーション」日本語にすると自己基盤というんですね。
簡単にいうと、基盤だから基礎だと思ってください。例えば、建物で分かりますか?ビルでもいいです。家でもいいです。
基礎が強固でしっかりしてて揺るぎない基礎が出来上がっていれば、上に立てる建物は非常に丈夫で頑丈で、雨風や地震にも耐えられる。とても高い建物が立てられるっていうイメージが湧くと思うので、そのパーソナルファウンデーションっていうのが1つです。自己基盤。
じゃあ、自己基盤はどうなってるか?っていうのもう少し分解していきましょうね。
自己基盤の3層構造ピラミッド
僕がコーチになりたての25年前に、このピラミッドを教わったんです。自己基盤を構成している1つのピラミッドなんですね。1番下が統合性って当時は呼ばれていました。
今あまりこういう言葉を使わないので、これをライフバランスにしましょう。統合性=バランスが取れている。バランスが整っている。後で紹介しますね。
じゃあ、バランスが整った上に何か?っていうと、ニーズを満たすといういい方をします。必要なもの、絶対必要なものをちゃんと我慢せず、それを満たすように普段生きているか。
最後が、価値に沿うなんです。価値っていうの、細かくいうとこれだけで、1時間も2時間も講義ができちゃうんですけど、価値と価値観っていうのが違うんですが、イメージは一緒でいいです。
とにかく、自分にとって何が大事なのかっていうのを明確にして物事の判断とか選択とか行動をそれに沿っている。
これが満たされていくと非常に強固な自己基盤ができるっていわれています。
ライフバランスホイールの6要素
じゃあ、ライフバランスって何か?っていうとですね、これライフバランスホイールっていうんですけど。
仕事・人間関係・お金・健康・チャージ(休養)・環境なんですね。
●仕事=すごく充実して自分のやりがいを感じる仕事をできている。
●人間関係=家庭や、友人や、あと組織内で非常に良好な人間関係を保っている。
●お金=多いか少ないかじゃないんです。お金にコントロールされているか、お金をコントロールしているか。十分に資産形成をし、自分でお金をコントロールしている。
●健康=未病ではないってことですね。心身ともに充実をしているか。
●チャージ=余暇やリフレッシュするための時間をちゃんと取れている。
●環境=自分がパートナーシップを築くコーチの家がゴミ屋敷だったらどうですか?その人と契約します?僕だったらしないですね。非常に整理整頓されて清潔感が保たれていて、心身共に充実した生活ができる環境を整えている。
逆にいうと、例えば、仕事はすごく上手くいっているけど、家庭がちょっとおかしいとか、夫婦生活がおかしいとか。健康にすごく留意してるんだけど、逆にお金に困っているとか、こんな人もいます。こちら(仕事)はいい状態なんだけど、家の中がいつも片付いていないとか、環境が整ってないなんていう人もいるので。
これをまず整えることです。そうすると1番下の土台が出来上がりますね。
ニーズを満たす・価値に沿う とは?
次に、ニーズを満たす。ニーズって何?なんですけど。
例えば、自分にとって本当に必要なものなんです。それを満たそうとする。だから簡単にいうと、不要な我慢をしないっていうことなんですけどね。
価値に沿うっていうのは、自分にとって本当に大切なものは何か?っていうのを明確にしてそれに沿うっていうことなんです。
私は、このピラミッドがちゃんと整うように取り組んできました。なので、今これ(ライフバランス)は、すごく円に近い状態になってますし、私は自分のニーズを満たすために、休日は旅行に行き、好きな本小説を読み、パートナーとの時間を大切にし、自分が本当にしたいことを我慢しないようにしている。
私にとって、「価値」というのは、自由であって、創造的で、世の中に貢献できて、感謝されるような、そういったものを優先するように物事を決めていく。
そういうのをやっていくと、基礎が出来上がってくるんですね。
このピラミッドがちゃんとできているっていうのが資質の1つです。
トップコーチに必要な資質~その2~
次の資質は、コーチがエゴを手放しているか?なんですね。
エゴっていうのは、自分の利益とか欲求だけで、物事を判断するみたいな感じなんです。簡単にいうとコーチをやっていると、夢の実現とか、問題の解決っていうのが、それを持ってるのが当事者=クライアントさんなんですね。
コーチはどちらかというと、客観者なので、なんとかしてあげたいと思うわけです。
そうすると、なんとかその人の問題を解決してあげたい、夢を叶えてあげたい。って思っているってことは、クライアントの成功で自分の欲求を満たす。
最近、テレビとかで色々話題の「承認欲求」ってあるじゃないですか。「私ってすごくない?」とか、「俺が頑張ったよな。」とか、「俺のおかげじゃないの?」みたいなのをどんどん言って欲しいみたいな感じですね。承認欲求。
そうすると、クライアントさんの成功や成果が、それによって自分の欲求を満たしたくなっちゃうんです。それを手放すことなんです。
っていうことは、クライアントさんの成功とか成果に依存しないで、他のところでエゴを満たしてるかどうかなんですね。
そうすれば、クライアントさんの成功や問題解決に依存しなくていいので、どうなるかっていうと、まさに、クライアントさんとの関係性が、非常に信頼関係で、正直レベルで、おごったり、偽ったり、コントロールしたいとか、そういう気がなくなるんです。
トップのアメリカのコーチから教わったことがあるんですけど、ビジネスを成功させたければパーソナルコーチングの収入以外の収入も作っておくと良いですと。
なぜかっていうと、自分の生活をクライアントさんの成功に全部依存しなくていい状態を作っておく。それで、僕は、研修コーチとか執筆とか他にも収入源を作ったんです。
トップコーチに必要な資質~その3~
3つ目の資質が、コーチングの力を自ら実証しているってことですね。証明している。これが3つ目の資質になっています。
プロコーチになろうと思って出発した頃に、言われたことがあります。プロコーチとして成功するためには、まず「コーチをする」クライアントさんの夢の実現を支援する。
次、「コーチングを学び続ける」で、3つ目が「コーチをつける」ですね。この3つ目、自分がちゃんとコーチをつけて、夢やゴールに向かってそのコーチングを活用して、自らコーチングの効果を実証しているかどうかなんですね。
トップランナー達っていうのは、ちゃんと自ら身を持って証明してる人達なんです。で、この3つが僕はプロコーチ会のトップランナーたちが有してる、3つの資質になると思っています。
実践方法:3つの資質を身につけるために
そのためにはどうすればいいか?っていうことなんですけど、さっきいったライフバランス、自ら今のライフバランスがどうなってるか?をいつもチェックをすることと、
もし、バランスが崩れていたら、それを整えることを普段の生活の中で優先していく。これ1つですね。
エゴを手放すためにどうするか?っていうと、さっきのバランスピラミッドありましたね。ニーズを満たすが1つです。だから、自分のニーズは何か?で、それを満たすために何をすればいいか?
これも、普段の生活の中から考えたり、それを実行するっていうのが2つ目です。
3つ目が自らコーチをつけて、夢やゴールに向かって進んでいく。で、そのためにどうするかっていうのが、バランスを整える、ニーズを満たす、ゴールに向かうアクションを起こさなきゃいけないんですね。
成功者の時間管理術
僕たちトップランナーがよくやってるのが、自分のタイムテーブルの中に、バランスを整える時間、ニーズを満たす時間、ゴールに向かってアクションし、成長をする時間っていうのをちゃんと時間管理の中に落とし込んでるかどうかなんです。
多くの人は、時間管理とか、手帳とか、スケジュールっていうと、アポイント帳になっているんですよ。
なので、人との約束だけが書いてあるんではなくて、1週間の内、例えば、1時間~2時間バランスを整える時間がちゃんとブロックされている。
1週間の内、ニーズを満たす時間が入っている。1週間の内、自分のゴールに向かって進んでいくための何かアクションを行う時間が入っている。その間にアポイントが入ってるみたいな感じなんですね。
あなたがプロコーチとしてトップランナーに近づこうと思ったら、バランスを整える、ニーズを満たす、自分の価値を明確にしてそれに沿っていく、エゴを手放す、コーチングの成果を自ら実証する。
そのために、時間管理ですね。成功者の時間管理を行って日々過ごしていく。
そうすればきっと、トップランナーになれると思うので、一緒にコーチングが、いかに効果があるかを証明していきましょう。