質問力を上げる10の質問【マスターコーチが教えるスキルアップ術】 #112

最終更新日:2023年9月5日

―― 今回は「質問力を上げる10の質問」というテーマで谷口コーチによるオンラインコーチング形式で進めていきたいと思います。

質問力や質問という言葉を含んだ書籍がこれまでたくさん出版されていると思うんですけれども、やはり、質問力というものに、多くの方が、注目されてるからじゃないかなと思っております。そして、コーチングを今学ばれてる方、興味を持たれてる方なら、質問力というものを上げていきたいという方も多いんじゃないかなと思っております。

そこで、質問力が高いコーチと、質問力は低いコーチには、 どんな違いがあると思われますでしょうか。

谷口:ちょっと大きいところから攻めてきましたね。
確かに、質問の力が高い、上質か、もっと極端に言って、良いか、悪いか、っていうことですよね。

今日、この「質問」について、一緒に視聴者の人と考えていこうと思うんですけど。

僕は、いろんなところで、原理原則に基づいて、コーチングしたり、人生を良くしたり、目標を達成したりっていうのを、 何かそこに原理原則があるんじゃないかな、っていうのを思ってるんですね。

目次

「原理原則」に基づくコーチングとは?

谷口:僕はずっと、自分が何かをする時の根底に置いてる、「原理原則」人生のピラミッドみたいなものがあるんですけど。

皆さん、ちょっと手元になんかメモがあったら、書きながらでもいいですし、頭の中で想像しながら、ちょっと聞いてもらえばいいと思うんですけど。

まず、こう、ピラミッドがあって、

1番基本になるっていうか、1番下の層が、『思考の質』考えの質ですね。

その考えの質の上に、『行動の質』 2段目ピラミッド。

その上の3段目が、『習慣の質』

4段目が『人格の質』で、1番上のてっぺんですね、三角形ピラミッドの1番上が『人生の質』

で、実はこれって、大昔から言われてる原理原則。簡単に言うと、思考の質が高ければ、 行動の質が良くなる。行動の質が良くなれば、習慣の質が良くなる。

簡単に言うと、世の中、その成功習慣を身につけると、あの人はこういう人だっていう風な人格の質が上がって、結局、僕たちは、原始人みたいに生きていなくて、社会の中で生きてるので、

人格の質が上がると、人生の質は上がっていくっていうピラミッドね。

余談で言うと、この下に、僕、もう1個、『セルフイメージの質』。まあ、それは僕はくっつけたんですけどね。

思考の質から人生の質までのピラミッドは、いろんな過去の成功哲学だとか、いろんな書物には出ています。

―― はい。

谷口:じゃあ、思考の質はどうやって変わるのか?ってことですね。

思考の質は何によって決まるのか?

谷口:これは僕もいろんなとこで質問について、まず原理原則って言ってるんですけど、 質問の質って、人間がしている質問の質で変わるんですよ。

例えば、自問自答って言います。僕たちはもう、1日7万回以上、自分に質問してるんですよ。

起きたとき、あれ、今何時?1個目みたいに。あーなんか今日暑いなと、天気は?2個目とか。じゃあ、朝何食べようかな?3個目とか、いっぱい質問してるんですね。7万回ぐらい。今日何着てこうかな?とか、 あー、今日の予定なんだったかな?みたいな。

質問しているので、これの他に、他者との質問のコミュニケーションを取ってますから、他者にする質問や、他者からされる質問にも思考に影響するんですよ。

っていうことは、 思考の質は、質問の質によって、良いか悪いかが結局決まっちゃうんです。なので、さっきのことで言うと、質問の良し悪しは、思考の良し悪しに直結しちゃう。

なので、質問の違うコーチングはどう違いますか?っていうと、質問の質が高いコーチは、クライアントの思考の質を高めて、結果的に人生の質を高めることができる。

でも、質問の質があまり高くないコーチは、クライアントの思考の質を、まだまだ十分に高めることが上手くない。

ていうと、クライアントのピラミッドが変わっちゃうんです。

―― 大きいですね。

谷口:一番根っこにあるのが、思考の質で、この思考の質に大きく影響、関与しているのが、質問の質。一言で言ったら、質問の質が違うと、人生の質が変わる。

なので、僕は、プロコーチでもいいですし、社会で生きていく人は、コミュニケーションを勉強しますよね。その中で、質問力っていうのは、非常にウエイトが高いんじゃないかな。

簡単に言うと、上質な質問を持っていたり、繰り出せたり、日常の中で使えると、長い人生で、人生の質が変わるんじゃないか。って思ってますね。

―― ありがとうございます。今日は、この人生の質も変えていく。思考の質を変え、いずれは人生の質まで変える。この質問力を上げることについて、谷口コーチによるオンラインコーチング形式で、視聴者の方とともに進めていきたいと思います。

谷口:すごいね。ザ・コーチTVでやるのね!?

―― そうですね。セミナーになりますね。これはもうセミナー!

谷口:セミナーだと2日間ぐらいでやる内容ですけど、まあ、簡単に。

僕たちは問いを持ってると、日常の思考が変わるので、今日で答えが見つからなくても、このザ・コーチTVの視聴者に問いをお届けします。

―― はい、

谷口:ずっとその問いについて考え続けていただければ、必ず自分なりの答えが見つかって、その先の行動習慣、人格、人生は多分ちょっと軌道変えるんじゃないかなと。

そのきっかけになればいいですね。

―― 素晴らしいです。ありがとうございます。

谷口:じゃあ、始めていいですか?

―― お願いします。

オンラインコーチング形式:質問力を上げる10の質問

谷口:ザ・コーチTV とか、僕もyoutubeとか見るんですが、多くの人は答えを知りたくて 、インターネットの中で情報を求めますね。

今のチャットGTPなんてそうでしょ?知りたいことを聞くと答えてくれる。

でも、答えをただもらうよりも、自分で答えを導き出せる方が僕は有能だと思うんですよ。

なので、僕は常にセミナーでも講習でも研修でも問いかける。 自ら答えを探せる人になってほしいので。

今日もね、10個の質問考えましたよ。

―― 楽しいですね。10個の質問。

谷口:その質問の答えは僕は持ってるわけです。なので、皆さんも正解じゃなくて自分なりの答えを探してください。

今日はちょっと今までとやり方違うんですけど、10個の質問を先に全部教えます。

まず、それについて自分が明確な答えが持ってるかどうか?ちょっとシンキングタイム取りましょうね。

10個まずお伝えします。

【質問1】日常のコミュニケーションにする質問と、コーチングの時にする質問の違いは何だと思いますか?

日常でも僕たち質問してますよね?自分にもしてるし、人にもしてるし。

でも、コーチングの時にコーチがする質問は全然別なんです。その違いは何だと思いますか?

これが1個目ね。答えを考えてみてください。あなたの答えですね。

【質問2】なぜコーチングの時にコーチは質問するのでしょうか?

まあ、よく質問しますよね、コーチは。それはなぜですか?もしくは、何のためにするんですか?っていうのを 考えてください。

似てる職業でカウンセラーの人はあんまり質問しないです。コンサルタントの人は質問はしますけど、目的が全然違うんです。

じゃあ、コーチはなぜコーチングの時に質問するのか?

【質問3】優れたコーチが、コーチングでクライアントに質問をする時に、すごく気を付けてることは何でしょう?

これは何でしょう。

【質問4】質問にはどんな種類がありますか?(5W1Hの疑問詞)

僕たちは疑問詞を使って質問するので、まず、「5W 1H」っていうのは習いますよね?ビジネスをできるだけ増やしてください。できればWは7か8。Hも1個じゃなくて、2,3個から4個ぐらい。Hの疑問詞。まず、バーって並べられますか?っていうのが、4つ目ね。

【質問5】質問の疑問詞を2グループに分けた時 その2グループの違いは何?

違いあるんですね。これが、5つ目です。

【質問6】効果的な質問とはどういう質問でしょうか?

ただの質問じゃない。効果的な質問ってどういう質問?

【質問7】プロコーチは、どのようにして「効果的な質問」を作っているのか?

【質問8】プロコーチは、どのようにして「効果的な質問」を繰り出しているか?

この前ね、あの ダルビッシュ選手がWBCで日本が勝った後、結構メジャーな話があって、ダルビッシュ選手が大谷翔平さんのこと言ってたんですけど。

彼は考えてバッティングしてるっていう。あ、こういう時はこう打とうと、こういう時はこう打とう、この選手の時はこう打とうって。全部考えてスイングしてるって言ってたんですね。

だから、なんかあるわけですよ。クライアントの話がこうだった時にはこうしよう、こうだった時にはこうしようみたいね。それ、どうやってるんですか?

【質問9】プロコーチがクライアントに質問するときに、特に配慮していることは何でしょう?

最後。これは、せっかくこれ見た人が、質問にあげてほしいので。

【質問10】あなたは自分の質問力を上げるために、これからどんなことに取り組みますか?

次のアクションです。はい、これが10個。まずこれについてちょっと考えていこう。シンキングタイムでちょっと考えてもらって。

質問力を上げる10の質問(答え解説)

では、1つずつ簡単に僕はこうしてますよっていうのを解説していきます。

これを見ていただいて、自分なりの答えを見つけて、違っていてもいいです。

ただ、自分なりに答えを持っている。そうすると、多分質問力は上がっていくと思うんでね。一緒にお互いの答えを確認していきましょう。

【解説1】日常のコミュニケーションにする質問と、コーチングの時にする質問の違いは何だと思いますか?

日常で僕たちは、コミュニケーション取りますね。コーチングの時には質問しますね。何が1番違うと思う?

―― うーん、目的。目的はまず違いそうです。

あ、そうそう。何のためにしてるかっていうのが違うんですね。

「日常の質問」は自分のためにしている。そして、「コーチングの質問」は相手のためにしている。もう圧倒的にこの違い。

(質問を)今は相手のためにしよう。今は自分のためにしようって、普段切り替えてる?

―― 切り替えてないですね。自分がしたい質問をして。

そうそう、それが日常なんだよね。でも、コーチングは切り替えるわけです。これからはコーチングなので、相手のためにしよう。自分のためにする質問は抑えて。

まあ、これが大きな違い。相手のためなのか、自分のためなのか。

【解説2】なぜコーチングの時にコーチは質問するのでしょうか?

なぜ、コーチングの時にコーチは質問するのか?カウンセラーはあまりしないんですね。なぜ質問すると思いますか?。

―― 先ほど教えていただいた思考の質を変えるためでしょうか。

結果的に質は上がるんです。で、結果的に上がるので、 何のためにするかっていうと、その思考。本人だけではできない思考をサポートするため。

なぜか?っていうと、自問自答だけだと、結局、コーチングの勉強してる人は別なんですけど、 僕たちは「思考の囚われ」みたいに、人間って自分から離れられない。

でも、僕も今、若松さんに質問してるけど、他者から質問されると、自分が囚われたところと違うところへ移動しない?

―― あー、確かに。はい、移動します。

移動するでしょ?思考が。

だから、1人でこれができる人は結構達人なんです。簡単に言うと、自分を客観的に見れる。これは達人なので。

人間って普通は自分の囚われから離れられないので、コーチはそれを移動できるよって、思考のサポート。

じゃ、どんなふうに?っていうのが今後の質問に出てくるんですが。

1人ではできない思考をもっと違う方向にいっぱいいくようにコーチは手伝う。そのために(質問を)している。

【解説3】優れたコーチが、コーチングでクライアントに質問をする時に、すごく気を付けてることは何でしょう?

若松さん何だと思います?

―― 最近、私も谷口コーチとお話してて、すごく思ってるのが、エゴですか?エゴが入らないように。

えー、打ち合わせしてないよね?(笑)絶対。僕もそうなんです。エゴが入らないように。

質問したら、「その質問に答えてもらいたい」とか、「その質問に考えてもらいたい」とか、その質問が「俺の質問って良くない?」みたいな、質問する側が、自分の効力感をあげるとか、欲求を満たすためとかって、なんかいろんなエゴが働く。

―― はい、すごくわかります。

もっと言ったら、コーチングが未熟な人って、質問の形を借りた自分の答えに誘導してる文章ってあるんです。「これって、こう考えてみたらどうですか?」っていう質問。それ、あなたの考えでしょう?って。

そういう質問をするっていう前提には、「YES」って答えてほしいですね。

―― はいはい。

例)「若松さん、今の状態って、こういう風な見方ってできませんか?」って言ったら、「あー、確かに!」ここで、コーチの中で、「いやいやいや、上手くいった、上手くいった」みたいな。

こういうエゴを手放せるかどうかね。だから、本当に相手のための質問。

自分のための質問っていうと、「あ、自分は役に立った」とか、「この質問は有効に働いた」とか、「あ、自分の答えに同意してくれた」とか、「自分の質問が採用された」とか、いろんなエゴがあるので、それをいかに手放せるか。

それに気をつけて、「あ、俺、今自分のエゴにハマってる」とかっていうのがあったら、手放す努力をしながら、コーチングをする。

おー!若松さん、僕と答え一緒!

―― コーチのおかげです(笑)

てことはあれだ! 門前の小僧習わぬ経を読むってやつ(笑)

―― まさにです。少しずつではありますが。

【解説4】質問にはどんな種類がありますか?

質問の種類、いっぱいあるんです。簡単に言うと、作るときに材料が必要なんですね。それで、その材料を使って僕たちは質問作る。これ、イメージ湧きます?

例えば、ハンバーグって作ろうと思ったら材料入りますよね。お肉。ひき肉とか、つなぎの卵とか、玉ねぎとか、材料をうまく掛け合わせてハンバーグってできるね。

だから、コーチングで使う「質問」っていうのも、それを作っている材料があって、代表的なのが疑問詞。

これも一緒に考えていきましょう。よく言うビジネスでも必要じゃないですか?5w1hをうまく使うとか

では、Wからいきますか。若松さん、いくつ見つかりましたか?

―― 誰「Who」、何「What」、なぜ「Why」、いつ「When」、どこで「Where」

例えば、人に関するっていうと、「Who」が誰が、「Whom」誰に、「Whose」誰の、あとは、「Which」どっち、っていうのがあるんです。Wいっぱいありますね。

Hいくつか見つかる?

―― どのように「How」

、ないですか?

―― いくら?とかですか。

「How much」とかね、あと「How long」とか「How many」なんか量を聞くものってあります。これが材料 なんです。

特にこの疑問詞を僕たちはすごく使い分けるんですけど、2つのグループに分かれるんですよ。

【解説5】疑問詞を並べると2グループに分かれます。その2つに分けたグループの違いは何?

まず第1グループが「What、Why、How」のグループで、あと、残りなんです。

ちょっと頭の中で並べてグルーピングしてほしいんですけど、片っ方が「What、Why、How」で、もう1個が日本語で言うと、「誰が、いつ、どこで、どれぐらい、誰に、どっち」。

なんか、グループの違いってイメージ湧きます?

―― そうですね。明確か、明確じゃないか?

どっちの方がよりはっきりしそうですか?

―― 明確な方が、「どちら」。

どっち?とか、誰に?とか、誰が?とか、どこでとか。こっちの方がはっきりするんです。

「いや、友達と行くんだ。」って、「え、それ誰と?」って言ったら、「太郎と」って言ったら、より具体的になってきますよね。

「What、Why、How」の方は抽象度が高い。簡単に言うと、思考とか想像を司るんです。

それで、「Who 誰、Where どこ、When いつ」とかっていうのが、それが具体的になっていくんですね。

こういうふうに2つのグループになってる、っていうことは、 クライアントと、今はどっちの質問した方が有効だろうかっていうので使い分ける。

抽象度を上げた方がいいのか?逆に具体的にしていった方がいいのか?っていうのを使い分ける。

それで、この大きく分けた違いを使って、僕たちは効果的な質問をコーチングでしていくんですけど。

じゃあ、効果的な質問ってどんな質問?

【解説6】効果的な質問とはどういう質問でしょうか?

―― 先ほどの谷口コーチに教えていただいたことで言うと、自分の囚われから外れた質問。

僕もコーチに習った時に、「効果的な質問」っていう授業があった。日常で使うじゃないですか、「効果的」って。

僕はこのコンプレックスが良かった、勉強しなかったから「効果的」?頭の中に浮かんで、辞書で調べてみたけど、「効果的」って言葉出てこないですね。

―― あ、出てこないんですか。

「効果」と「的」なんです。じゃあ「効果」って何かな?と思ったら、例えば、効果・効能とか言いますよね、それと、効果音とかって言うじゃないですか。

「効果」っていうのを調べたら、面白かったです、『ある働きかけによって、期待通りの結果が出ること』なんです。

―― はい。

だから、2つで構成されてるのはわかります「ある結果」と「ある働きかけ」、「ある働きかけ」によって「ある期待通りの結果」が出ること。

そして、「効果音」が面白かった。今はね、パソコンで「効果音」って調べたら出てくんでしょうけど。

行李(こうり)って知ってる?あの、昔の人が洋服入れて持っていく、 竹かなんか植物で編んだ、洋服を入れるような物があるんです、大きい籠みたいな。

それで、その中に小豆を入れて、こうやって横に、ザザザザって小豆が、転がって、音がするじゃない?この様子を見てなくて、音だけ聞いた人って、何を想像すると思う?

―― 波の音ですか。

そうそう。だから、小豆の音が「働きがけ」で、「波を想像する」が期待される結果なんです。

だから、2つあるでしょ?「波を想像させる、海を想像させる、波打ち際を想像させる」と、働きかけは、「行李に小豆を入れたこと、小豆で音を作る」。

なるほど、と思って分かったんです。まず、「ある働きかけ」=コーチからの効果的な質門。

簡単に言うと、 質問によって、ある結果がクライアント。その結果っていうのは、クライアントの頭の中にこれが起きる。それが期待される。これが組み合わされるのが効果的な質問。

だから、コーチが質問するときには、前提で、ある結果がクライアントの頭の中に生まれる質問を今からするっていうのを瞬時に考える。

それを日常の質問でコーチング習いたての人は、何かわからないけど、質問してる。

でも、プロコーチ、マスターって言ったら、全部「こういう思考をサポートするためにこの質問をする」っていうのが決まってるんです。

わかりやすく言うと、囚われてるとしたら、開放されたら良い結果じゃないですか?

例えば、スポーツで言うと、緊張に縛られている。でも、スポーツのコーチがある質問を選手にしたら、緊張の呪縛が解ける。

―― すごいですね。それはすごい効果的ですね。

そういうことなんです。それが全部、意図的に作られるのが効果的な質問。だから、呪縛が解放されるとか、明確になるとか、はっきりするとか、軽くなるとか、移動するとか、増えるとかっていう動詞なんです。

例えば、「ビジョン」という名詞は、どういう動詞がくっついたら、いい思考だと思います?

「増える、移動する、解放される、明確になる、強くなる、 はっきりする・・・どれ?」

―― 「明確になる」といいですね。

その方がいいですよね?ビジョンっていう思考は、より鮮明になった方がよくない?っていうことは、ビジョンが鮮明になるための質問を僕たちは持ってるわけです。

全部そうやって「効果的な質問」を持ってるっていうのがコーチですね。

じゃあ次の質問いきますね。

【解説7】プロコーチは、どのようにして効果的な質問を作っているのか?

―― めちゃくちゃ興味深いですね。

僕たちは原理原則で、どういう思考がどうなったら、いい行動や、いい習慣になる。もしくは、どういう思考が生まれたら、それはいい行動やいい習慣になるっていうのが分かっているんですね。

なので、先ほど言った、「何が?どうなる?」で、そのために疑問詞を付けてっていうのを作ってる。

だから、疑問視と、その何が=「視点」って、僕たち言っているんですが。

さっき言った「ビジョン」とか、「緊張」っていうのが視点=名刺。

それに、whenとか、whatとか、疑問視と、「どうなる?」が、はっきりなるとか、鮮明になるとか、明確になるとか、移動するとか、増えるとか、というのを全部組み合わせて、

往々にして、クライアントがこういう時には、こういう思考をサポートするとクライアントの行動は変わるね。っていうのを 全部紐付けて、それでやっと道具が揃う。

で、それをどうやって使うかってことです。

【解説8】プロコーチはクライアントとコーチングにするときに、どのようにして効果的な質問を繰り出しているか?

若松さんに聞いてみましょう。僕と大分付き合ってますよね?僕どうしてると思います?

―― 1つは、事前に準備してる。

はい、準備してますね。いかにも普通に会話をしているようだけど、すごく考えて繰り出していますね。

あと、クライアントとコーチングしてる時を想像してもらうといいんだけど、いかにも普通に会話してるようなんだけど、すっごく考えて繰り出してるね。

―― もう1つは、その人の会話ではなく、その表情なり、身振り、手振りというか、そういったものを聞いて、話している。

僕、いろんな所で言っているんですけど、さっきの話で、ダルビッシュ選手が言っていた、大谷翔平さんはどうしてるか?っていうと、その投手のことをよく観察してます。

こういう特徴があるとか、こういう時にはこういう球をよく投げるとか、対策を打ってるわけですよね。あの投手の時にはこういう打ち方をしようとか、あの投手の時にはここが1番当たる可能性が高いとか、これと同じなんです。

僕たちもクライアントをよく観察してる。

どうやって観察するのか?は、若松さんが言ったように、声のトーンが変わったとか、この言葉をよく繰り返すとか、伝わってくるエネルギーが前回と全然違うとか、いろんなことを観察して、仮説を立てる。

「モチベーションが下がってるんじゃないだろうか?」とか、「未来にまたモヤがかかったんじゃないだろうか?」とか、「視点がすごく囚われてるんじゃないだろうか?」が仮説なんです。

だから、これビジネスでもやりますよね?観察したり、リサーチしたりして、仮説、こんなこと悩んでるんじゃないか?ということに対して、対策を打って検証していく。

全く一緒です。クライアントを観察し、こういう状態じゃないか?だったら、こういう質問のサポートが有効じゃないだろうか?それで、実証してみて、それで、 どうだったか?期待通りの結果、効果が現れただろうか?っていうのをずっとやっていく。

なので、(クライアントのことを)聞いてるとか、見てるとかってね。それで、その打率は何パーセントぐらいだと思う?大谷翔平だってよく観察してて、打率どれぐらい?

―― 3割ぐらいですかね。

でしょ?3割で十分だと思った方がいいですよ。

ただ、コーチングをずっとやっていると、検証結果のデータが蓄積される。なので、打率が上がる。だから、やっぱりずっとやり続けたコーチングの実績が多い人ほど、効果的な質問を繰り出す。

割合・打率が高くなるかな。で、やってるのは観察、仮説、対策や実行で検証してる。これをずっと回しているっていうことですね。

【解説9】プロコーチがクライアントに質問するときに、特に配慮していることは何でしょう?

プロコーチがクライアントに質問する際に、特に配慮していること、注意してることでもいいけど、もっと言ったら、気を使ってること。

―― 例えば、時間内に終わる。

そうですね、相手の時間ですからね。自分の都合で勝手に伸ばさないとかね。

例えば、若松さんが何か問題抱えてて、僕は2つの言い方で質問するとします。質問は一緒なんだけど、2つの言い方で変えるね。

例1:強い口調で)「それって、いつまでにどういう状態になればいいと思ってるの!?」

例2:ソフトな口調で)「それってー、いつまでにどういう状態になればいいと思ってるの?」

―― はい、全然違いますね。

ていうことは、文章道具は一緒なのに、その届け方に気を使っています。

例えば、若松さんが、『すごく今喋りたい。』っていう時に、いきなりコーチが質問すると、(自分が)『もっと喋りたい』っていうことを中断しません?

「若松さんさ、もっともっと僕に話を聞いて貰いたいと思うんだけど、ちょっと有効な質問思いついたんだけど、 今質問した方がいい?それとも、もう暫く若松さんの話聞いた方がいい?」みたいな感じ。

いきなり質問すると、『いやいや、まだ今考えたくないんだよ。今もっと喋りたいんだよ。』っていう時あるじゃないですか。

だから、こういうふうに配慮とか、気を付けている事とかがあるんです。

「あ、声のトーン、僕今評価みたいになっちゃったな…」とか、「あ、今忠告してるトーンになっちゃったな…」とかで、全部気をつけてるね。

―― いや、大事ですね。

大事ですよね。届け方。

今、9個質問しますよね。いよいよ最後。

【解説10】あなたは自分の質問力を上げるために、これからどんなことに取り組みますか?

最後は、あなたが自分の質問力を上げるためにこれから取り組むことはなんでしょうか?

ぜひ、アクションに起こしてください!

ということで、この2日間かかる内容。もっと知りたければ、僕のところへ来てください!

―― まだまだモヤモヤがいっぱいな方が多いんじゃないかなと思うんですが、ぜひ、質問力を上げるために、今日の10の質問をご活用いただければと思います。

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