マスターコーチのスケジュール帳を公開します! #104

最終更新日:2023年2月27日

―― 今回は「マスターコーチのツールを大公開!手帳編」というテーマで、谷口コーチにお話を伺っていきたいと思います。

実は私、ずーっと気になりながら、谷口コーチに聞けていなかったのですが、谷口コーチは具体的に、何のスケジュール帳を使われているのでしょうか?

よく、谷口コーチと打ち合わせさせていただくときにも、谷口コーチは、例えば2年後とか3年後の予定も押さえられていたり、1年を超えて「次はこの予定ね」というふうに入れていかれますよね?

私が使っているスケジュール帳は、1年しか書けないものだったりするので、どうやって谷口コーチは書かれているのかなっていうのがずっと気になっていたんですね。

そこでぜひ、谷口コーチが実際に使われているスケジュール帳について、どんなメーカーのものを、どこから購入しているのかというレベルまで教えていただけるとうれしいなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

谷口:これYouTubeでしたっけ?あーなるほどね。そしたら、そのメーカーの広告が入ったらもっとおもしろいんですけど(笑)

僕はこのツールを、何年ぐらいかな。コーチになる前の、まだ会社勤めの時から使っていて、会社勤めの時にマネージャー、営業課長をやっていたんですけど、その時の部下たちにもすすめてた。だから、25年は優に使っているかな。

パッとお見せすると、こういう革の手帳なんですね。「フランクリンプランナー」っていう手帳を使ってる。

1月から12月まで、このタブというか見出しにマンスリーが書いてあるんですけど、2年分入っているのわかります?1月から12月と、もう一回1月から12月、入ってるんです。

これを使っていて、これ年に今2回買えるのかな?僕は4月に買うんです。

―― そのまわり毎ですか?

谷口:中身、レフィルっていうのかな。このバインダーはずっと20年近く使っていて、中身が最新、2023年版、2024年版とかになっていて、僕が使ってるのは7月始まり。これを4月に買うんですね。

その7月始まりの手帳の中身が1年半、マンスリーであるんです。

今年の6月をお見せすると、もう書いてあるんですけど、ゴルフとか、研修とか、虎プロとか、オンラインツールとか、旅行とか。これが1年半分あるんですよ。

例えばここを開くと、2024年の9月が書けるんですよ。来年の9月っていうと1年9か月後も書けるんですね。

さらに、2026年とか、2027年とか、今だと2028年まで書ける。

―― おー!すごい!

谷口:遠くへ行けば行くほど、少し、書き込む量が少ないっていったらいいんですかね。

そしてこの1年半ぐらいは、マンスリーとウィークリーと1日が書けるようになってるんですね。これを使っています。これが一番結果的に良かった。

フランクリンコビー社の手帳で、これがコンパクトサイズっていうのかな。

昔はサイズが3つあったんですよ。もっと大きい、本当にノートみたいなのと、これが真ん中と、あとは名前はちょっと正確に覚えてないけど、もっと小さいのもあるんです。これがちょうど良かった。まずそれを使っています。

時間とは?

谷口:どういうふうにして先まで書くかというと、僕は『メンターの授業』を提供してるんですが、その中に『時間の達人』というのがあります。

『時間の達人』というのは、簡単に言うと、与えられた命という財産を、うまーく活用できるっていうもので、時間を上手く投資して最大に人生の価値を高める、みたいな内容なんですけどね。

よく時間を、お金とか、命の金貨みたいに例えるんですが、神様から(時間を)もらったら、減るしかないんですね。

―― 確かに。

谷口:減るだけだよね。増えないよね。

一応、死ぬまでに使い切るっていう前提で、神様から最初にバーンってもらうんです。

そうすると、それを何に使う、何に投資すると一番人生が最大化するか、人生が豊かになるかっていう考えを、そのメンターの授業で言ってるんだけど、そしたら、無駄遣いしない方が良いですよね。お金と一緒で。

有効に使った方が良いでしょ?じゃあどうするかと言うと、自分の時間を自分で一番効果的に使うための方法は、人に使われないようにするってことです。

自分の時間を人に使われないための手帳の活用法

谷口:じゃあそれを手帳でどうやってるかっていうと、僕はいろんな人に言うんですけど、若松さんは使ってるのかな?何とかカレンダーとか言って、パソコン上で自分の予定をパソコンに入れてく、そういうサービスってあるんでしょ?

―― Googleカレンダーとかありますね。

谷口:あれって、アポイント表になってないですか?

―― アポイント表です。

谷口:でしょ?でも時間を自分のお金だと考えると、アポイント表にしてるってことは、たぶんこうなっているんだろうと想像するんですけど、1週間とか見れるんですか?

―― 1週間見れます。

谷口:1か月も見れるんですか?ところどころ、ここは○○って色分けされるのかな?すると、結構歯抜けというか、スペースいっぱい空いてるように見えません?

―― 見えます。

谷口:で、その何とかカレンダーに、就寝時間と起床時間まで塗ってある?

―― 塗ってないです。

谷口:いつ寝てからいつ起きるまでって、寝てる時間って書いてある?

―― 書いてないです。

谷口:ご飯食べますよね?朝食、昼食、夕食の時間って、埋まってる?

―― 埋まってないです。

谷口:お風呂入るよね。清潔に保った方が良いですよね。何とかカレンダーにお風呂って埋まってる?

―― 埋まってないです。

谷口:でも、実はそれに一生使うわけでしょ?

健康のためとか、自分の体を大切にするための重要な時間の使い道なのに、何とかカレンダーに入ってないんですよ。

だから、いっぱい空いているように見えちゃうんですね。

そうすると、そこに人が入れて来るんですよ、余計なことを。本当は空いてないのに、その空いてるように見えてるところに、「あ、ここ空いてるんだな!」といって、「これやって!」「あれやって!」「こうして!」とか、どんどん入ってくるんですね。気が付くとアップアップになっちゃうんです。

だから、僕が何でこれにしてるかと言うと、そういうものを全部書くんです。

マンスリーのところを見ると、例えば、多くの人は仕事の予定入ってますけど、僕だったらゴルフ入ってますね。あと、イベントも入ってますね。あと、自分の趣味で、女子プロのツアーを見に行く日まで入ってます。7月2日は資生堂レディースが戸塚カントリークラブであるってもう入れてるんですよ、こうやって。

つまり、自分でこの自分の時間をこれに投資したいっていうものを、先に自分で入れておくと、空いてないんですよ。

そうすると、空いてるから何でも入れちゃいそうになるんですけど、逆に言うと、実は生きていくために大部分、生きるための時間っていうのが必要なんですね

ご飯を食べたりお風呂に入ったり、余暇を過ごしたり、家族とコミュニケーションを取ったり、大切なイベントがあったり。

だから昔は僕、子どもが小さい頃は4月に新学期が始まると、「早く!年間の行事予定表まだ出てないの?」っていって。なぜかというと、先に運動会とか学芸会とか卒業式とか入れておきたいわけですよ。

―― 素晴らしい!

谷口:そうやって、自分が大切なもののために、まず自分で抑えるのを「ブロッキング」と言ってます。

イメージはレゴなんですよ。レゴの盤があるじゃないですか。ブロックがいっぱいあっても盤の面積が限られてたら、指していくといっぱいになりますよね。それを作っていきたいんです。そのためにこの手帳。

僕はこうやって毎年10月に、翌年から翌10年のプラン立てます。何年にオリンピック、何年に引き継ぎとか、何年にサッカーワールドカップに行くとか、世界一周するとか。

すると、やりたいことを書いていくと増えて来るんです。おもしろいのを書いたんだけど、松田聖子のコンサートと玉置浩二のコンサートとか書いたんです。

―― いいですね!

谷口:いいでしょ?サッカーの日本代表観戦とか。そういうのを思いついたら、それをその年のおおよそ何月にあるだろうと思ったらもう入れちゃうんですよ。手帳に。

そうやっていくと、「あぁ、もう空いている時間は少ないんだな」と思うと、無駄遣いしたくないでしょ?なのですごく有効なっていきます。

手帳は人生の通帳のようなもの

谷口:あとは、もうとにかく、これをしょっちゅう見るんです。だからいつも手元に置いてあって、これ僕は預金通帳より大事!こっちの方が。自分の人生はこれで上手ーく使ってるので、人生のこれが通帳みたいなもんかな。何に使うっていう。で、この手帳がすごくよかったんです。

だから若松さんと「何かイベントやろう!」といっても、僕は大体来年の3月ぐらいまで予定入ってるでしょ?そうすると、この日、この日、この日、となる。

で、滅多にしたくないんですけど、後でいろいろ優先順位が変わってくると、「若松さん、申し訳ないけどこの日、ちょっと1週間ずらしてくれないですか?」となっても、ただブロックはもう置いてあるので、置き場所を変えるだけなんです。っていうような使い方をしています。

あとは、僕はアナログをおすすめする。

楽しいじゃないですか。「玉置浩二のコンサートいつ行けるかなぁ?」みたいにこうやって、ずーっといつも、何ヵ月も何ヵ月も先に。

そして「じゃあ今日は?」という時にも、僕は必ずこれを見て、3か月、半年先の自分のデザインしたものを見て、「今日ちょっと時間が、スペースがあるな、だったら…」

だから、余白があるとしたら、「よーく考えたらこれ今のうちにやっといた方がいいな。」というのが見えてきて、毎日有効に時間を使っています。

なので、手帳はフランクリンコビーのこの手帳をおすすめします!個人的な僕の手帳ですけど。

あと、アナログを僕は。携帯でも見れて、何でも見れてって、それぞれデジタルのメリットあるんでしょうけれど、僕はこれに書いたり消したり、あとは色を変えたり、これを常に見て想像するのが楽しみ!なのでアナログをおすすめします。答えになったかな?

―― はい。ありがとうございます。

谷口:他にもなんかツール編出てきそうだね。これは何を使ってるんですか?とか。

―― 「これも聞きたい!」という声がありましたら、ぜひコメント欄に書いてください!

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