コーチングで人生が変わった人たち #13
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コーチングで人生が変わった人たち
── 今日は「コーチングで人生が変わった人たち」というテーマでお話を伺っていきます。可能な範囲で結構ですので、今までコーチングをされてきた中で、そういったエピソードがありましたら教えていただけますか?
谷口:エピソードね。いいですよ。可能な範囲でね。
まず、僕もそうなんですけれど、コーチングを勉強し、コーチングをし、自分も人生のコーチを付ける、ということをしました。「コーチングで人生が変わった」ってよく口にしている人は、勉強して変わったって言っている人がいる。
コーチングというものを勉強して、自分の日常の考え方や、人(パートナーや子どもや上司など)との関わり方に活かしたら、人生が変わったっていう人もいるし、自分にコーチを付けて目標に向かって行動し日々過ごすことで人生が変わったっていう人もいるし。
あと、コーチをして相手の人生の成長変化にも寄与できたし、コーチをすることで自分自身も人生が変わったっていう人、これを全部ひっくるめるんですけどね。
人によって、何をもって自分の人生が変わったって言っているのか、が違うんです。
例えば自分の人生で、人生がシフト、変わったっていう事例が何か1個あります?
── やっぱり子どもを授かった時っていうのは前後が変わった気がします。
谷口:ですよね。それでいうと、これは僕じゃないんだけど、僕の仲間のコーチがコーチングして、子どもを授かりたいけど授かれないっていう人、妊活している人をコーチしたら(子どもを)授かったっていう人います。こういうのも人生変わった、かもしれないよね。
「できる」に前提を変えたら・・・
谷口:これはすごく面白い例なんですけど、またこれね、人によっていろいろ感情があるので、あくまでも僕の主観として捉えてほしいんだけど。
妊活している人の潜在意識って、私たちは子どもができないって思ってる。前提は「(子どもが)できない」ですよね?だから、作りたい、でしょ?
こういうのもビリーフチェンジなんですけど、若くて本能で生きてるような男の人、頭の中でエッチなことしか考えていない若い人って、子どもすごくできないですか?
なぜかっていったら、エッチはしたいけど子どもできたら経済力がないからまずくないですか?ってことは、できたらまずい、って思ってるんですよね。でも自分ではやったらできる、だからできちゃうんですよ。でも望んでるのは、できたらまずい、なんです。逆でしょ?
── ほんと、逆ですね。
谷口:望んでるのはできないように、なんですけど、前提はできるっていう話なんです。
── 前提が「できる」になってますもんね。
谷口:だからこういうの(前提)を変えると、子どもができる。
関係性をいい意味で断った人たち
谷口:あとは、やっぱり関係性をいい意味で断つっていうことで人生変わった人がいる。
例えばポジティブな離婚。我慢して夫婦関係を維持している人、それって本人にとってもあまり幸せじゃないし、我慢して夫婦生活している親を見ていて子供もあんまり幸せじゃない。
望んでる状態っていうのはそれをいい意味でお互い自立して、依存しないで自立して、ベストじゃないけど、モアベターな人生を歩きだす。離婚して、自立して、自分で子どもを育ててみたいな。こういうので人生変わったっていう人もいます。
あと、結婚もあるよね。結婚したいっていう人が、これも口では結婚したいって言っているんだけど、本当は「けど」ってつくような思い込みがあった。で、本当に最良のパートナーと出会って、結婚ができて、パートナーとの新しい人生を歩みだすみたいな。それで人生が変わったっていう人もいるし。
あとは、僕のケースが一番いいかもしれない。自分の人生を自分に取り戻した。
なぜかっていうと、完全ではないけど、僕たちは依存しているじゃないですか。国に依存している、パートナーに依存している、会社に依存している。ということは、どこか妥協して我慢してるんですね。
でも僕は、会社に依存、会社からお給料をもらって生活をするっていうのから、自分で自立して起業して全部自己責任で生きていくっていう道を選ぶ、それを自分に選ばすことができる、みたいな。
自分を解放したなんていうのもあるかな?自分を解放してあげた、そういう人は結構います。僕は趣味で依頼されれば応援するんですけど、飲んだりするとね、会社辞めさせるの好きなんです。
── やめちゃえば?って(笑)
谷口:あとは親子関係が良くなった。結構あるんですよね。親子関係で、結構根深い何かお互いわだかまりを持った関係性があって、それが解消できて、でそのうえで親を看取って、なんか心の棘が抜けたみたいなのもあるし。
もちろん、よくいう人生が変わったっていうと、依存してたサラリーマンから起業家になって、その起業もどんどんどんどんビジネスを変えていきながら、最後は有名な執筆家になってベストセラー作家になったとか。
もちろん収入がね、多い人は10倍くらい、もっとかな?コーチ始めた時と、終わった時では10倍くらいの収入の差。世の中に対する貢献度の差が変わった。とかっていうのもあるし。
健康になった人も
谷口:あとね、僕もそうだけど、健康になったとか若返ったっていう人がいるんですよ。
自慢していいですか?
── はい、どうぞ!
谷口:僕、ジョージクルーニーを目指してたんです、10年。結構体形近いと思いますよ、今!体の状態を計る、体脂肪だとか、筋肉質だとかBMIとか、ああいう体重計に乗ると、僕45歳って出るんです。これすごくない?実年齢60歳なんだけど。
── すごい!マイナス15歳!
谷口:エネルギッシュになったし、時間の使い方も圧倒的に変わったし。
あと、海外に移住したなんていう人もいるし。僕も移住計画考えているしね。
人生を変えるには?
#1 ライフバランスを円に近づけよう!
谷口:その人にとって何をもって人生が変わったていうかわからないけれど、往々にしてライフバランスがあるんですね。
コーチングでは「ライフバランス」っていう人生の6分野みたいなものにスコアをつけていく。
例えば「家庭とか家族」、「仕事やビジネス」、「経済的な部分」、「環境」、「健康」、「遊び」。
これらがぐしゃぐしゃだったり、デコボコだったのが、僕は最終的には全部円に近づけている。
家庭内も非常に良好、関係性も良好。
ビジネスも自分のやりたいことで世の中に貢献できている。で、その貢献度のバロメーターの収入も望んでいるだけの収入を世の中から得てお金を回せている。
あと自分の環境、住まいとか地域とか、もっといったら場所。自分にとってベストな環境。
あとは健康ですね。体の中身は45歳らしいんです。だから100歳まで生きると思います。
あとは一つ、遊び。ということはタイムマネジメントが上手くなるんで、パフォーマンスはすごい高いのに、自分の自由な時間も手に入れる。コーチしてからずいぶん海外旅行しましたよ。
── 本当に時間が谷口さんの周りだけたくさんあるんじゃないかていうくらいに!
谷口:でしょ?最終的には人生の6分野が非常に理想的な状態になった。
人によっては最初ビジネスが成功する、次に経済的な成功をしていく、健康的な成功、環境的な成功、人間関係の成功、あとは自分の余暇、人生の楽しみの成功っていうのがだんだんだんだん。どっかから高まっていくんですけれど、最終的にはきれいな円に近づいていくのが、人生が変わったっていうことなんじゃないかなみたいに思うんだけど。イメージ湧いたかな?
── そうやってどんどん丸くなって、全てのバランスがとれていくんですね。
#2 全ての分野をバランスよく高めていく
谷口:コーチングしているとね、まず結婚だったり、再婚だったり、ビジネスの成功だったり、経済的な成功だったり、もちろん環境だったり、いろんな目標で僕たちはコーチしていくんだけど、(コーチングって)長い。
長い人っていうのは、最初はビジネスで僕がコーチをしてて、次に結婚。だから10年もやってるっていうのは、だんだん各分野で丸くなるようなテーマ、ってやります。
── 結果的に人生をまるごとハッピーに、そのマルが丸々と艶やかで大きくなっていくようなイメージですね。
谷口:最終的に僕がコーチをしている時には、僕のコーチが終わったあとでもいいですけれど、クライアントさん(のライフバランス)が丸くなるように(心がけている)。なぜかっていうと、それを考えないで、ある一つの領域の成功だけを追い求めると、バランスが崩れるときがあるんです。
こういう人いません?仕事はすごく上手くいってるんだけど、家庭内がおかしくなっている。
あと、お金は稼げてたけど、健康を害する人。それって僕はあんまり幸せじゃないと思うんですね。
だから最終的には全部いい状態にする。家庭や家族、ビジネス、経済的、環境、健康、遊び。これが全部最終的にいい状態で高まる、っていうのが人生が非常に良くなった。それは人生が変わったっていうことかな。
ライフバランスが一番いい状態になることをめざそう!
── そうですね。こうやってお聞きしてると、人生が変わったとか変わるとか、言葉ではひとまとめにしちゃうんですけど、でも実際は本当にひとつひとつ最初は小さな変化があって、それもいろんな分野で。その変化が積み重なって、「気がついたらこんなに変わってた」みたいな、その積み重ねで変わっていくんですね。
谷口:と思うな~。良くなってもらいたいので、最終的に目指すのはライフバランスホイール、よくいう人生の6分野が一番いい状態になっていくっていうのを目指していって、そうなれた人が人生が変わったっていう。最初はビジネスからスタートして経済的に健康的にってなっていくのかな。
── コーチングっていうのは、最初のとっかかりはビジネスとかだと思うんですが、最終的には全部を見ていくというか、全部が見えた中で人生をより良くしていく、そういうものなんですね。
谷口:そう僕は思うんですけどね。
だっていっぱいいるもん。ビジネス上手くいったけど家庭がおかしくなったとか、稼げたけど健康を害したとか、中には結局お金だけに執着しすぎて自分の休みもなく、要は自分の人生の楽しみもなくただひたすら仕事に時間を費やしている人もいると思う。
あと、僕はコーチングしてて、やっぱりいいコーチっていうのは、ビジネスでクライアントと契約してるんですけど、ちゃんと背景として「家族は大丈夫かな?」とか、「健康は害してないかな?」とか、「どっかでアンバランスになってないかな?」っていうのを常にチェックを入れてあげてるコーチは、僕はいいコーチだと思うな。
── バランスをしっかり整える、とる。コーチングって深いし広いですね。
谷口:だから楽しいのかな!
── 改めてコーチングの世界って魅力的だなと思いました。そしてそれだけ人生が変わる、人生が変わるっていうか毎日の生き方、生きることが楽しくて幸せでいるとかになるという、そういうイメージですね。
谷口:そういうイメージだね。
── とっても魅力的です。コーチング、すごい!多くの方にコーチングが身近な存在になったら世の中もっともっと良くなりそうですね。
谷口:今はもう亡くなったんですけど、コーチングの祖というか、最初の人なんじゃないかというトマス・レナードさんという人がアメリカにいて、いつだったかその人が発行しているメルマガに、
「もし世界中の人の一万人がコーチングを体験したら世の中はどう変わるだろうか」っていうメッセージを書いてるんですね。
万能じゃない、決してね。ただ多くの人がこの考え方や方法や関わり方をしたら、今よりかは良くなるんじゃないかな。そう思って、僕も最初の頃、俺もトマス・レナードみたいにコーチングがもっともっと世の中の人に広まるような何かが出来たらいいかな、なんてすごく思うようになりました。
── 谷口さんのご経験を交えて、コーチングっていうものがどういうものかっていうのを私たちは教えていただいているので、本当にありがたい機会だなと改めて思いました。きっとコーチングに興味を持たれる方がどんどん増えて来ると思います。
ぜひまた、いろいろ教えてください!
谷口:いやこちらこそ!みんなから質問があるといいね。このみなさんからの質問で僕が引き出されている感じがすごくします!