在宅ワークでも上手にON/OFFをつけたい! #43

最終更新日:2021年4月12日

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── 今日は「ザ・コーチTV」の視聴者の方からいただいた質問に谷口さんに直接お答えいただきたいと思います。

ヒソカさんからのご質問です。

谷口さん、いつも動画の配信をありがとうございます。

今日は谷口さんからアドバイスをいただきたいことがあり、質問を送りました。

私は今、コロナの影響で出社体制が変わり、週の半分を在宅勤務しています。

在宅勤務は、通勤の時間ロスがないので気にいっていますが、仕事とプライベートを分けるという点では、頭の中のONとOFFを切り替えるのが少し複雑になってきたなとも感じています。

仕事モードになかなか切り替わらない朝もあれば、納期の迫る案件を前に没頭しすぎて、家族の夕食を作る時間が大幅に遅れることがあります。

谷口さんなら、どのような工夫をされて、生活空間の家での仕事も効率よくされるでしょうか?

教えていただけると有難いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

というご質問なのですが、聞きたい方がたくさんいらっしゃると思います。ぜひアドバイスをお願いします。

谷口:まさに、旬の話題ですね。

僕は『時間の達人』の中で、アフターコロナというか、ニューノーマルなこれからの(時代に必要な)、「時間管理」という、今までとまったく違う考え方ややり方をお伝えしているんですが、それを少しご紹介しようかなと思っています。

簡単に言うと、タイムマネジメントの話なんです。

「タイムマネジメントは何か?」を話し出すと、また長くなっちゃうんですけど、簡単に言えば「時間の使い方」のノウハウなんです。

僕たちは学校で、読み・書き・話すとか、算数や物理、化学など、いっぱい習いますよね?でも、本当に生きていくうえで大事なことって習わないんですね。

生きていくうえで大事な3つの知恵とは?

谷口:『目標の達人』というのを、本や講座でも紹介しているんですが、目標の立て方とか活用の仕方って習わないですよね?

── そういうことを習うことはないですね。

谷口:ないでしょう?「目標」という授業、なかったでしょう?算数はあったし、国語もあったけど、なかったですね。

次に「お金」って大事じゃないですか?世の中で。「お金」の授業はありました?

── 「お金」のことは教えてくれないですね。学校では・・・。

谷口:小学校の時間割の中に、火曜日の3時限目「お金」って書いてないですもんね。これも大事なのに教えてくれない。

あとは、この「タイムマネジメント」。

時間の活用の仕方とか、時間管理の仕方って、習ったことないでしょう?中学の時間割に、「時間」の時間ってなかったですよね?

これらは、実は生きていくうえですごい大事な3つの知恵なのに教えてくれない。

教わった人がいるとしたら、おじいちゃんとか、お父さんとか、すごく知恵のある大人の人とかは教わったかもしれないけどね。

まずこの方は、時間の管理とか使い方のノウハウがないんじゃないかなと思うんです。

だから、まず時間の管理の方法というのを、何かの方法で学習するといいなと思います。

今までは教わっていなくても何とかなっちゃったんですよ。なぜかというと、何時に何をやるかは、全部人が決めてくれていたでしょう?

今までの時間管理とは?

── そうですよね、確かに。

谷口:小さい頃って、お父さんやお母さんが、何時に起きて、何時に寝なさい、もう寝る時間ですよ、とか決めていないですか?ご飯は何時とか、何時から塾とか、朝何時に起きなさいとか、全部大人が、親が決めていますよね?

次に、就学すると、何時に何をやるかは学校が決めるでしょう?

── 時間割表をもらいますね。

谷口:自分で時間割を決めないですよね?登校時間も決まっていますよね?1時限目は何時から何時まで、休憩は何時から何時まで、給食は何時から何時まで、下校は何時までとか、決まってないですか?

── はい、もうバッチリ決まっています。

谷口:自分で決めたことがないんですね。

次に、(学校を卒業すると)だいたい多くの人は就職する、会社に勤めるんですね。そうすると、何時に出社するって会社が決めません?

── はい、会社が決めるものですね。

谷口:始業時間って、会社が決めてますよね?お昼休憩って、会社が基本決めてないですか?

月曜日の10時から12時は定例会議とか、会社が決めているでしょう?それから、休みは何日とか、何曜日が休みとかも、会社が決めていますよね。

つまり、ほとんどの人は生まれてから定年でリタイアするまで、何時に何をやるか、自分でどのように決めればいいかって、決めなくても生きられちゃうんですね。

── たしかに、そうですね。全然決めてきてなかったですね。

谷口:ないでしょう?で、そうしてきた人が、よくあるんだけど、特に男性ですね。定年を迎えて会社に行かなくていいとなったら、有り余る時間を何に使っていいかわからなくて、毎日テレビを見ている、という話を聞いたことがないですか?

── けっこう聞きます。

谷口:傍から見ると、楽でいいねって思うかもしれないけど、本人はつらいんです。どうしていいかわからないからね。

なぜかというと、60歳とか65歳まで、人に自分の時間を決めてもらう生き方をしちゃったからなんですね。これがまず前提です。

だから、今のコロナ禍というのは、会社が決めることと、自分が決めることの、ちょうどハイブリッドというか、間なんですよ。

ある部分は会社が決めていますよね?でも、ある部分は裁量制と言って、自分で決めていいというふうになったわけです。

会社が決めてくれるには楽なんですよ。何時に来いとか。

でも、今度は自分で決めなきゃいけない。何時に何をやるかということは、今まで訓練してきてないので、このノウハウが必要なんですね。

だから多分、こうやって困っている人はいっぱいいると思いますよ。だって、時間の授業がなかったんだから。まずこれが前提だと思ってください。

谷口:これもノウハウなんですね。ノウハウにはそれなりの、知識や情報が必要です。

まず、なぜそうなのか、どうすればいいのか、などの知識があるということ。そしてそれを、勉強ではないので、実践できるスキルが必要なんです。

で、それを効果的に進めるための、何か道具やツールがあったほうがいい。なのでこの3つを手に入れることをお勧めします。

時間管理のノウハウ

時間を何に割り当てるかを考える

じゃあどうやって時間を上手く使うか?と言うと、「時間の達人」でもお伝えしているんですけど、

時間って自分の命だというお話をしているんですね。生まれてから死ぬまでに、神様からもらった時間という命。これをお金に変えるとわかりやすいです。

「いっぺんに最初にもらっちゃいます。そして、死ぬ時にカウンターが0になります」と。「それをどのように割り当てたり、どれに時間を使うといい人生になるか?というのを考えてね」という話をするんです。

たとえば、1日とか1か月で考えたら、たとえば、すごく仕事をやる。極端にね。仕事をやりたいからといって、24時間365日を全部仕事に割り当てたらどんな人生になる?

── ああ、もう健康は必ず害しますよね。

谷口:害しますよね。寝てないんだもの。だから人生が豊かにならないでしょう?

じゃあ、24時間365日を全部余暇に割り当てたら?

── 一見、魅力的ですが、たぶんそれでは何も循環しないと言いますか、経済が回らない気がします。

谷口:経済が回らないでしょう?だって、収入がないんだし。まあ、お金が山のようにあるなら話は別ですけどね。

じゃあ、健康だと言って、24時間365日を運動に割り当てると?

── それは逆に健康じゃなさそうな・・・。

谷口:マッチョにはなるかもしれないけど(笑)。

ご飯も食べていないし、寝てもいないし、仕事もしていないし、遊んでもない、みたいな感じ。だからバランスよく、仕事に何割くらい、運動に何割くらい、家族との人間関係に何割、健康維持のための何割、というふうにバランスをとっていくんですね。

時間という財産を、どれにまず割り当てようか、というような、バランス配分ができるといいというのが1つですね。

効果的なツールを用意する

谷口:じゃあ、それを効果的にするためのツールがあるかどうかということなんですけど。

まず僕はですね、これはちょうど手元にあって、いつも見てるものです。

── 「自分の命の使い道」と書いてありますね。

谷口:これは、1か月の、僕が作った僕の時間の時間割。

こういうのをまず、何時から何時までは寝て、何時にご飯を食べてとか、生きていくために必要なものをまず最初に自分の時間割りの中に入れるんですね。

お風呂に入るよね?

── 入ります。毎日。

谷口:お昼も食べますよね?睡眠もとりますよね?朝起きたら支度もしなきゃいけないし、準備もしなきゃいけない。そうすると、(時間割が)少し埋まるじゃないですか。

例えば、僕だったら、もう60歳を過ぎたのでセミリタイアっぽくしたいと思ったら、趣味が大事だから「ゴルフ」とか「ラウンド」とか。また、「休日」とか「かみさんとデート」とか(をまず時間割に入れる)。

その空いている間に、僕は午前中しか仕事をしたくないので、午前中のどこかに「仕事」「コーチング」とか、「打合せ」「執筆」「アウトプット」を入れて、午後は「ゴルフの練習」みたいにしている。これが自分の時間割なんですね。

で、例えば、これをザーッとお見せしますが、これは1年の時間割。

例えば、1年間にいろんなイベントがあるじゃないですか。夏休みでどこか旅行に行きたいとか、秋に紅葉を見に行きたいとか、春に温泉に行きたいとか。

もしお子さんがいるんだったら、入学だ、卒業だ、運動会だ、とかね。

── そういうイベントがありますね。

谷口:他には、クリスマスはちょっと何かイベントをするとか、誕生日には何かパーティーをやるとかあるじゃないですか。

奥さんがいる方だったら、結婚記念日くらいはどこかに入れといたほうが夫婦仲が良くなるんじゃないかな、とか、1年の時間の使い道というのは、こうやって設計するんですね。

なので、この質問された方も、まず最初は1日でいいので、「理想的な自分の時間割」というのを作るのをおすすめします。

── 自分自身の理想的な時間割。

谷口:在宅勤務の時には、どこからどこまでが睡眠で、どこがお昼で、どこからどこまでが仕事で、どこからどこまでが、家族を愛するための家事をしてあげる時間とかを、理想的に作っちゃう。まず、1日でいいから。

── なるほど。最初に割り当ててしまうということですよね。

谷口:そうすると、大体自分の時間の使い道のイメージが湧くでしょう?

実践編 #1 切り替えスイッチを作る

谷口:では次に、それをどうやって実践するのか?ノウハウですね。どうやって実行すればいいのか。

ご質問された方は、オンオフのスイッチがないとか言ってましたよね?

── 「仕事とプライベートを分けるという点では、頭の中のオンとオフを切り替えるのが少し複雑になってきたな、とも感じています」というふうに書かれています。

谷口:簡単に言うと、スイッチですね。切り替えのスイッチ。

僕たちの世界では、錨の「アンカー」みたいな言い方もあるんですけど、「何かをやったら切り替わる」みたいなものを、アンカーとかスイッチという言い方をするんです。

何でもいいんです。例えば僕だったら、僕はだいたい5時起きなんですね。5時からスタートして、大体7時か8時くらいには、僕のアウトプット、仕事みたいなものがスタートするんです。5時から6時、7時、起きてから2時間ありますね?

顔を洗ったり、支度をしたり、ご飯を食べたりする時に、着替えるわけですね。そうすると、この「着替える」というのが1つのスイッチになりますね。

── ああ、なるほど。着替えることがスイッチになる。

谷口:在宅ワークの人で、室内着でそのまま仕事をするとスイッチが入らないですよね?でも出勤の時には、外へ出るから着替えるわけです。だから「着替える」というのもそうですね。

あと、僕はルーチンが決まっていて、朝ご飯を食べたら、ストレッチをして、ベランダに出て、ゴルフが趣味なのでゴルフの素振りをするんです。

次にリビングに戻ってきて、リビングにはパターマットを敷いているので、そこで何十球かパターの練習をする、というところまでが朝なんですよ。

だから、パターが終わると、こうやって書斎に来て仕事を始めるんです。

── パターがきっかけといいますか、パターが終わったらスイッチが切り替わって、書斎へ行って仕事をする。

谷口:こうやって、アンカーでいいから、何でもいいので、これが切り替えのスイッチだというのを自分で作ればいいんですね。

例えば、毎日外へ出て新聞を取りに行くのか、ベランダで何かをするのか、外へ出て、1周10分ウォーキングをしてくるとか。何でもいいんです。スイッチ、アンカーを作るのをお勧めします。僕はパター。

実践編 #2 今日一日のデザインをする

谷口:次に、僕がお勧めしているのは、これは「理想の計画表」ですよね。でもこの通りにならないんですね。いろんなものが変化したり、新しいものが入ったり、いらなくなったりするので。

では何をするかというと、まず(デスクに)着いたら、今日1日のデザインをする。どうするかと言うと、僕はアナログの手帳なんですね。

アナログの手帳を見て、何時から何時は何、お昼はこうこう。だから手帳には、「ランチ」も書いてありますし、「入浴」も書いてあるし、「夕食」も書いてあるし、「誰かとの打ち合わせ」とか。今日だったら「ザ・コーチTV」って書いてある。あとは「資料づくり」とか。だから、今日の1日の流れも、今日の朝、パターが終わったら、まずそれから考える。何時にこうやって、こうやって、と。

これがツールですね。さっき言った、理想的な時間割りを自分で作る。まあ、最初は1日でいいので。で、次にそれを実行するためのノウハウとして、スイッチでいうと、アンカーですね。何か自分でアンカーを作るんです。

で、さらにこの切り替えといった時に、続けちゃう時がありますね。

実践編 #3 「切り替える」のにおすすめな方法とは?

谷口:学校だと、チャイムとかが鳴るでしょう?会社でも何か音楽が鳴ったりする時がありますよね?

ですので、これは好き嫌いがあると思いますけど、1時間とか30分とか、必ずアラームを設定してからスタートするという手があります。これは習慣になっているはずじゃない?チャイムが鳴ったら終わり、みたいな感じで。

僕の知っている人で、15分単位にアラームが鳴る人がいます。15分がすごく集中できるんですって。15分で切って、ショートブレイクしてまた15分、ってやったほうが効率はいいらしいですよ。ずっとダラダラやるより。

これは人によってなので、30分とか、1時間とか、15分のアラームを使う。

これは、僕は使わないです。その代わり何をやるかというと、僕は常にこれを手元に置いている。アナログの時計ですね。

こっちがデジタルの時計です。デジタルは、今何時というのはわかるんですけど、時間のボリュームがわからない。

── 時間のボリューム。

谷口:6Pチーズってわかります?

── 丸い箱に入ったチーズのことですか?

谷口:こんなふうになってますよね?そうすると、針がここにあるとしたら、見積もりを立てるんですね。

実践編 #4 時間を見積もってから始める

今から原稿を書こうと思ったら、こっちからどれくらいで見積っておこうか?って。10分なのか、30分なのか。

常に僕はこの時計を見ながら、見積もってから始めるんです。ここは1時間だな、これは20分だな、とか。

こうやっていると、時間の見積もり上手になりますね。それを見積もらないで始めちゃうんですよ、みんな。

── そうですね。見積もってから何かを始めるという習慣はなかったので、すごく今新鮮に感じています。

谷口:仕事ってたぶん見積もっていると思うんですよね。このプレゼンは2時間だなとか、この資料作成は1時間だなとか、これは提出期限があるからとか、見積もっていますよね。

── そうですね。仕事の場合は、意識せずに見積もっていますよね。

谷口:僕は家事が好きで、料理担当なんです。料理も、買い物とかがどれくらいとか、ダラダラじゃなくて、今日はまあ3日分だから1時間あればいいかな、とか。

あと僕は調理師免許を持っているので、料理人なんですね。料理人ってすごい見積もりますよ。これは5分でこれは30分だから、これを先にやっておいて、その間の火を入れている合間にこっちをやっていいなとか、すごい時間を見積もるんです。こういうのも練習かな。

見積もらないで始めちゃうから終わらない。

なので方法としては、今まではずっと、平成までは、親が時間割りを作ってくれて、学校が作ってくれて、会社が作ってくれて、初めて「どうしよう?」って悩むのが、60歳から65歳の定年を迎えた後なんですね。

でも今は、定年を迎える前にコロナで、ニューノーマルで、裁量制で自分でも決められる。ということは、会社が決めてくれることと、自分が決めることがある。

なので

社会に出たら、自分でタイムマネジメントをする知識と、ツール(道具)と、スキルが必要になってきた、という時代です。

これは教わっていないので。本でも何でもいいので、たぶん人生に必要なノウハウなので、どこかで勉強したほうがいいと思います。

「時間の活用の仕方」ですね。

時間の管理を始めてみましょう!

谷口:その前提で、じゃあ僕はどうしているかというと、理想的な1日、1か月、1年の、まず理想形な時間割を作っちゃう。

ただ、理想通りにいかないので、毎日、今日の1日はどのように使おうかというのを、まず朝一番の仕事として設計をする。この時間にこれをやって、この時間にこれをやって、これで、ここはお風呂に入って、ここはゴルフの練習に行って、というふうに。

その通り実行するためにどうするのがいいかというと、アンカーとかですね。スイッチが入るために、着替えるとか、僕だったらゴルフのパットをするとか、ストレッチをするとか、15分歩くとか、というのをやる。

次に時間を見積もるのと、必ず終わりを意識するために、ある人はアラームをセットするとか、タイマーをセットするとか。まあ、こんなのも有効でしょう。

あとは、常にこの時間をアナログで、ボリュームで見る。ただ始めるより、今から15分間はこれをする。で、5分ブレイクしたら、じゃああれは30分くらい資料作りにかかるから、今のうちにできるとか。

とにかくこうやって、もうボリュームで見積もる。だから常に僕は、アナログの時計を見ています。で、あとは何分だな、あと何分だな、今何分過ぎているな、とかっていうのを見ながらやる。そんなところかな。

── 谷口さん、すごくいっぱい教えていただいて。これは本格的に学びたいという・・・。

谷口:絶対に学んだほうがいいですよ!じゃないと、今のようにコロナで自宅でとなった時に、本当に効果的な新しい概念の時間管理の方法のノウハウとツールとスキルを手に入れないと、どうしていいかわからなくて、かえって混乱するかな。

── そうですよね。今、谷口さんのお話を聞いて、時間の管理の方法とか、使い方や見積もり方を一切学んでこなかったし・・・。

谷口:教わらないものね。

── 逆に学んでこなかったから、それを今学べたら、何か劇的に毎日の生活の質が上がると言いますか、もっと時間を大切に使える予感と言いますか、そんな期待がうまれてきた感じです。

谷口:一番最初に冒頭でも言ったように、人生で大事な知恵は、学校では教えてくれないんですよ。

お金の知恵、ノウハウ、教えてくれないですよね。目標の活用の仕方、立て方、教えてくれないし、時間の活用の仕方も教えてくれない。確かに訓練にはなりますけど、あまり使わない勉強をいっぱいするよね。

── そうですよね。中学生の時間割に「時間管理術」みたいなことを。1時間目「お金」とかあるといいですね。

谷口:「お金」って絶対入れてほしいですよね。

── 時間の使い方=命の使い方だよ、ということを谷口さんには以前からも教えていただいていたんですが、改めて、ああそうだなと。そういう感覚で時間を使っていったら、人生の質が変わってくるなということ本当に感じることができました。

谷口:もっとね、いっぱいいろんなことを言いたいんだけどね。時間についてはね。

── それで今、ふと思ったのが、谷口さんの講座の『時間の達人』です。

『時間の達人』のほうでは、今日教えていただいた、自分で時間を見積もって理想の時間割を作るとか、手帳はこんなふうに使うとか、実践でこんなふうにやっていくと良いよというものも、『時間の達人』の中ではお伝えされているんですか?

谷口:はい。全部、その道具から、その知恵から、あとはそれを実行に移す方法も、全部お伝えしています。

以前とは明らかに違う時間管理とは?

あとはやっぱり、前と明らかに違うのは前の時間管理、タイムマネジメントって、目的が効率なんですよ。効率重視でしょう?

── はい。効率を上げるということが一番なのかなと思っていました。

谷口:効率を上げるということは、少ない時間で多くのことをやるということだから、効率を上げれば上げるほど、人生は疲弊していきますよ。

── ああ、そうなんですよ。苦しいですよね。

谷口:でしょう?実感値あるよね?

だから「効率」ではなくて、人生が100年時代になったら「効果」なんですよ。いかに効果的に使うか。なので、バランスは整えなきゃいけないし、健康寿命も伸ばさなきゃいけないし、豊かな人間関係も、良い人生には必要だしね。

まさに、効率じゃなくて、効果的な時間の使い方、そんなところも僕の講座で伝えていますし、僕の手帳の書き方まで見せていますから。

── そうなんですね。それは見てみたいです。『時間の達人』は、オンラインで受けられる講座なので、もしかしたら興味をお持ちになった方もいらっしゃるかもしれないので、ご案内をこの「ザ・コーチTV」で出しておきましょうか?。

谷口:バナーって言うのかな?何か貼っておいてもらえるといいね。「もっとさらに知りたい方は、ぜひぜひこちらへどうぞ!」みたいな感じでね。

── 何かとてもいいタイミングで、良いご質問をいただきましたね。

谷口:良い質問ですね、まさに!ありがとうございます!

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