プロコーチとして成功するために最も重要な3つの鍵 #129

最終更新日:2025年1月23日

―― 今日は、プロコーチとして成功するために最も重要な3つの鍵というテーマで谷口コーチにお話を伺っていきたいと思います。

これからプロコーチとして独立を考えている人や、副業でコーチをされている方、そして、すでにプロコーチとして独立されている方が、成功するコーチになるために最も重要なことを3つ挙げるとすると、谷口コーチは何を挙げられますか?是非、教えていただけませんでしょうか。

谷口:悩むね・・・。

成功とは何か?って、人によって全然違っちゃうんでしょうけどね。”3つ”って言われると、すごく上位概念的になってくるんですよ、僕の中では。

タイムでいったらいっぱいあるじゃないですか、それこそツール、能力だとか、スキルとかビジネスセンスとか、いっぱいあるんでしょうけど、コーチングの実績だとかあるんだけど、もっと上位概念になるので。

3つっていうと、昔からやっぱり思っていて、それを本にもまとめて、自分も実績して、多分そうだろうなって思ってたり、

やっぱり僕は、多くのプロコーチ達のコーチングをして、成功支援してきた時に、やっぱりそうだよなって、僕の中では一応確信を持っている3つがあるとすると、

前提は『成功』なんですね。さっき言ったように、成功の定義によって全然違っちゃいますよ、やってて楽しければそれを成功でもいいですし、ちゃんとビジネスとして大きな成果を上げてるの成功でもいいですし、生き甲斐や、やりがいや、自分の目的に沿った人生を生きてるのを成功でもいいんだけど、

とりあえず、ビジネスとして高い実績を上げたり、それをやりがいとして、豊かな人生を築いてるっていう前提でいくと、「どうすれば成功できますか?」って、もし誰か人に言われたら、一言で言うと、『やるかやらないか』。

―― やらないか。はい。

1つめの鍵:誰よりも○○をやる実行力

谷口:単純に言うと、やるかやらないか。

成功してる人は、誰よりもやった人だと。何かを。大谷翔平さんって、多分、今プロ野球界で1番野球してるんじゃないかな、多分。

―― 確かに。

谷口:例えば、学者になってるとかノーベル賞をもらったっていう人は、誰よりも研究したり、勉強したんじゃないかな、多分。

昔は、例えば、セールスマンだったら、誰よりも訪問したとか、歩いたとか、訪ねたとかじゃないかなって思うんですね。

簡単にいうと、やるかやらないか。

で、コーチとして成功するかどうかって言ったら、コーチとしてやるべきことをやるかやらないか。ただ、それだけかな。

じゃあ、やるかやらないかって二極なんだけど、僕が思ってるのは、まず、単純にわかりやすく言うと、誰よりもどれぐらい多くやるか。

たまたま、今日だったか、昨日だったか、インターネットかテレビで見たんだけど、ピカソって、どの画家よりも絵描いて、とてつもない量の絵を描いてるんですよね。

多分、桁が1つか2つぐらい違う量の絵を描いている。だから、まず単純にどれぐらい多くやるか。

次に、どれぐらいそれが上手にやるか、ですね。

スペインだかイタリアで、ピカソの博物館みたいなのがあって、最後は変な絵描くじゃないですか。

―― 抽象的な、はい。

谷口:写実みたいな絵を書いてる時って、本当にすごいですよね細部が。ってことは、やっぱり最初はどれだけ上手くとか、丁寧にとかってやってたの、あといっぱいやってたんでしょうけどね。

で、ここ同じです。最後は、どれぐらい人と違うふうにできるか。

同じだとコモディティになっちゃうじゃないですか。要は、多くある選択肢の1つになっちゃうので、最後はピカソは、どれだけ人と違うかっていうとこにたどり着いたんでしょうね。

今、たまたま思いついて喋ったけど、ピカソで例えると、誰よりも多く書いて、誰よりも上手く書いて、誰よりも違うように書いたんだと。

だからピカソになり得た。彼が成功してるかどうか別よ、でも多分そうだと思うんですね。

そうすると、最後はプロコーチとして上手くいくかどうかっていうのは、やるかやらないか。

―― やるかやらないか。

谷口:なので、鍵の1つは実行力だと。

上手くいかない人は、簡単に言うと、24時間って僕たち与えられてるじゃないですか。この24時間の中で、やってる時間と悩んでる時間の割合が違うんですよ。

上手くいってる人は与えられた24時間の中でやってる時間の割合の方が多いんですよ。

上手くいかない人って、やるためにどうしようか?って悩んでる時間の方が多い。

だから、死んじゃうけど、24時間飯も食わないし、寝ないし、何もしないで24時間コーチングやってる人の方が絶対上手くいくと思うよ、死んじゃうけど。

なので、24時間の内に、どれだけ多くやって、どれだけ上手くできるようになって、どれだけ違うようにやるかっていう実行力。

ただ、僕たち、車もなんでもそうですけど、何かを動かそうとするとエネルギーっているじゃない。

僕たちはご飯食べなきゃいけないし、パソコンだったら電気送んなきゃいけないし、車だったらガソリン入れないと動かないし、みたいな。っていうことは、何かを動かすためにはエネルギーがいるわけですよ。

実行力に必要なエネルギーとは?

谷口:単純なエネルギーだけだったら、労働だったら、良いんだよご飯食べれば、筋肉運動だから。

でも、やっぱりどれぐらい上手くやれるか、どれぐらい人と違うふうにやれるか、っていうことを考えると、意欲だとか、願望だとか、理想だとかっていう精神的なガソリン、僕はそれをモチベーションって言ってるんだけど、とてつもない高いモチベーションが必要だと思ってるんですね。

そのモチベーションを生み出すものって何か?っていったら、夢だったり、理想だったり、それこそ価値観だったり、そういったものを描く力が必要なんじゃないかなと思うんですよ。

なので、2つ目の動くっていうのは大前提。動くためにはガソリンが必要で、それもただのエネルギーじゃなくて、意欲みたいな何がなんでもやりたいんだとか、何がなんでもこれやってたら楽しくて仕方がないんだ、みたいなそういった精神的なガソリン、モチベーション。

2つめの鍵:ハラハラ・ドキドキ・わくわくの想像力

谷口:そのためには、夢を描いたり想像したり理想を描いたり、とにかく、わくわく、ドキドキ、ムラムラするような想像力だと。

簡単に言うと、悩む力じゃなくて、そういうことをイメージする力とか、想像する力が原動力になって、結果的に動く。

じゃあ、想像力って、そうだな若松さん、生まれてから今に至るまで何十年か生きてますよね。もう、いっつもハラハラ、ドキドキ、ワクワクもう楽しくてで思わず体が動いちゃってとかっていう時ってはい何歳ぐらいの時?

―― 何歳だろう?ちょっとわからないです・・・。

谷口:最近時々思うことがあって、公園とか、どこでも行くと、3歳から5歳ぐらいの子供って信じられないくないですか?

キャーキャー言って、追っかけまわしたり、なんか拾ったりしてるだけで、もうこれ以上ないってくらい幸せな感じで生きてますよね?

何の制御も働いてないって感じ。そんなの何で面白いの?みたいな、何でそんなにゲラゲラ笑ってるの?みたいな。

そういうのを見ると、あの頃の、それこそワクワク、ハラハラ、ドキドキ、もう蟻見ただけでワクワクしたりとか、水ん中チャポチャポやっただけで楽しかったりとかってあるじゃないですか。

多分、僕、あの頃なんじゃないかなと思って、人間が何の制約もなくて、楽しい・ワクワク・ドキドキ・ハラハラ・ムラムラだけで生きてるのって。

そこに、段々、何か制約がかかってくるでしょ。学校行って、あれやっちゃダメ、これやっちゃダメ、みんなと一緒にしなさいみたいになって。

で、ちょっと大きくなると順位をつけられたり、自分のことを人に点数で評価されたり、失敗したら叱責さされたり、中傷されたりしていくと、多分、どんどんその想像力とか、いい意味の自己中心力とか、無謀さとかが、そがれちゃうんじゃないかって。

でも、やっぱり僕は見ていて、世の中でこういう人は成功してる人だなって思う人は、なんかやっぱ無邪気っぽいんですよ。

極力3歳から5歳の子に近い人なんじゃないかなって思っているんですね。

ということは、そんな想像力・妄想力っていうのが次にあるんだろうなって思います。

もっと大人っぽい大人風に言うと、いつも根拠のない自信に溢れてるような人とか、いつも想像してワクワク楽しみにして、いつもとにかく動いちゃう、もう動かざるを得ないっていうか、もう止まってらんない、みたいなそんなのがあると思うので、

2つ目は、子供のような想像力とか無邪気さとか、妄想力とか瞑想力なんかそんなようなことだろうと。それが圧倒的な実行行動を起こしていくんだ。これが2つ目。

3つめの鍵:高いセルフイメージ

谷口:3つ目が、じゃあどうすれば、そんな自己中になったり、人の目が気にならなかったり、頭の中で何も制限のないイメージが作れるかっていうと、多分、セルフイメージだと、自己認識力だと。

だから、3歳から5歳の子供って、セルフイメージっていう認識はないと思うけど、自己否定してたり自己不信になったり、自己卑下をしてないと思うんだよ。

でも、段々、元々あった自己受容感とか自己信頼感とか自己尊重感を成長していく間に自己否定感・自己不信感・自己卑下感になっていって、置き換えられちゃうんじゃないかなと。

それを僕たちは学習性無力感っていうんですけど。

なので、さっきいった妄想力の根底にあるのが、高いセルフイメージ。

「俺イケてない?」とか、「いや、絶対できると思うんだよな!」とか、「いや、俺しかいないんじゃないの!?」とかっていう、根拠のないそういったセルフイメージが3つ目なんじゃないかなと思ってるんですね。

結果に結びつく一番近いところにあるのが実行力。やるかやらないか。

でも、そのためには圧倒的なガソリンっていうか、エネルギーが要るので、それを導き出すのに想像力で、その想像力を無限に開放してくれるのがセルフイメージ。

だから、影響とか、成功という成果に直結するのは、やるかやらないかだけど、一番根底にあって重要なのは、たどっていくと、一番底にあるセルフイメージと想像力、そして圧倒的な実行力、この3つなんじゃないか気がするんです。

多分、セルフイメージが高い人って、悩んでるよりとりあえずやってみるとかね。

ちょっと勇気のいることに挑戦してみるとか、あと、人と同じように合わせないで自分が思うことをできたりとか多分するんじゃないかなって思うんですよ。

その圧倒的な量が、結果に結びついて、すなわち成功になるんじゃないかなって思うので。

「3つの鍵はなんですか?」っていわれたらこの3つかな。

まとめ:プロコーチとして成功する3つの鍵

谷口:高いセルフイメージがあってそれに伴って、想像力、いろんな夢を描き、人をイメージし、高いゴールを置いて、それが牽引力になって、圧倒的な行動量が備わっていけば、結果として実績も付くし、スキルも上がるし、経験も積むし、人格も備わっていくし、人に影響力も及ぼすようになって、結果的にプロコーチとして成功するんじゃないかなと思います。

なので、3つは何ですか?っていわれたら、一応僕の中では、

セルフイメージが一番下に、その上に想像力があって、最後が実行力。この3つだと思います。

―― わかりました!非常に参考になりました。ありがとうございます!

谷口:もう、あの子供見て羨ましいと思う。いや3歳ぐらいの子って、ただ、ぐるぐる回ってるだけですよ木の周りを。なんであんなに人生楽しそうに生きてるんだろうって思う。

あの感覚は、今の俺にはないなと思いながら、羨ましいなと思いつつ、少しでも思い出したいなと思います。

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