【もしトラ 第8話】AIを活用するコーチとしないコーチ、入社1ヶ月半で生まれた圧倒的な差
もし駆け出しの英語コーチが谷口貴彦の「虎プロ」を活用したら
第8話:みゆはAIを「相棒」にした
こんばんは。
コーチ・セブンピース事務局の若松です。
前回の第7話では、
みゆの「不安を言語化する」という
テーマについてお伝えしました。
今回は、
「AIを活用したコーチング」
についてお届けします。
久しぶりに、娘のみゆと息子のヒカルと
一緒に神戸で食事をすることになりました。
三宮に向かう車の中。
助手席にはみゆ、
後部座席ではヒカルがイヤホンをして
好きな音楽を聴いています。
運転しながら、ふとみゆに仕事の話を振ったのですが、
その答えに私は正直、驚きを通り越して、少しゾッとしました。
16人のクライアントを毎日フォローする仕事
みゆに「今、仕事どう?」と聞いてみました。
みゆの会社では、
英語コーチは最大16人のクライアントを抱えます。
そして、Zoomでのセッションは週に1回。
それ以外の日は、
毎日LINEでクライアントをフォローアップするのが
仕事の一つになっています。
私:
「それって、かなり大変じゃない?
16人に毎日LINEを送るって」
みゆ:
「うん、だから今のところ、
ほとんどのコーチは対応が薄くなりがちなの。
一人一人に丁寧に返信しようと思っても、
16人分を毎日って、どうしても限界があるから。
でも私は、チャッピーを使ってるから余裕があるんだよね」
「チャッピー」という相棒
みゆは、ChatGPTのことを
「チャッピー」と呼んでいます。
みゆ:
「私、チャッピーをめちゃくちゃ活用してるの。
LINEの返信を作るときも、
クライアントの状況を整理して相談するの。
そうすると、
『この人にはこういうアプローチがいいかも』
とか、すごく的確なアドバイスをくれるんだよね」
私:
「へえ、LINEの文章を作ってもらってるの?」
みゆ:
「うん。でも、そのまま送るわけじゃないよ。
チャッピーに相談して、
いくつかパターンを出してもらって、
それを参考にして自分の言葉で書き直すの。
そうすると、
一人一人に合った、
ちゃんと心のこもったメッセージが
短時間で作れるんだよね」
私:
「なるほど、チャッピーを『下書き係』みたいに使ってるんだ」
みゆ:
「そうそう。
ゼロから考えるのと、
たたき台があって直すのとでは、
全然スピードが違うの。
だから今、私は入社1ヶ月半で
まだ6人のクライアントしかいないけど、
もし16人になっても
余裕を持って対応できると思う」
クライアントに提供した「AIツール」
そして、みゆの話はさらに続きました。
みゆ:
「実は、私がもっとすごいって思ってるのは、
クライアントさんに
英語学習用のツールを提供してることなの」
私:
「え、どういうこと?」
みゆ:
「あのね、私が自分で
チャッピーのプロンプトを作ったの。
クライアントさんがそれを使うと、
毎日自動的に英会話の練習ができる仕組みなの。
カテゴリーも役割も、
全部チャッピーが自動で選んでくれて、
質問を出してくれるんだよ。
で、クライアントさんが1分間英語で答えると、
話した内容をチャッピーが添削して、
間違った箇所を教えてくれるの。
あと、それだけじゃなくて、
次から間違えないように、
フラッシュカード用の例文まで自動で作って
単語アプリに登録してくれるんだよ」
私:
「えっ!それ、みゆが作ったの?」
みゆ:
「うん。
自分が英語を勉強するときに欲しいなと思って、
作ってみたら上手くいったから、
クライアントさんにも提供してみたの」
私:
「すごいね…。
それって、毎日どうやって使うの?」
みゆ:
「すっごく簡単だよ。
最初に1回だけプロンプトをコピペして、
あとは毎日『Next practice.』って
話すだけでチャッピーが質問してくれるの。
クライアントさんが日々の練習で話した内容は
全部学習ログとして蓄積されていって、
自分の成長が可視化されるようになってるの
もちろんその内容はコーチの私も見れるよ」
「仕組み」を作る人への信頼
私は、みゆの話を聞いていて、
あることに気づきました。
私:
「つまり、実際にクライアントの英語学習を
サポートしているのはチャッピーなんだよね?」
みゆ:
「そうだね。
でも、クライアントさんからは
私への信頼がすごく上がってるの。
『みゆさんのおかげで勉強が続けられてます』
『こんなツールを作ってくれてありがとう』
って、感謝されることがすごく増えた」
私:
「そりゃそうだよね。
今のところ、そんなサポートしてくれるの
みゆだけでしょ?」
みゆ:
「うん。
クライアントさんが求めているのは、
『自分の学習を加速させてくれる存在』
なんだと思うの。
その存在になれているのは、
チャッピーを上手く活用しているからこそだと思う」
先輩コーチからの評価
みゆは、社内でもAIの活用について
話をしているようです。
みゆ:
「この間、先輩コーチにも
チャッピーを使ってフォローアップしてる話をしたの。
そしたら、
『え、すごい!どうやってるの?』って
めちゃくちゃ興味持ってもらえて」
私:
「先輩コーチはAI使ってないの?」
みゆ:
「ほとんどの人は使ってないみたい。
今、社内ではほぼ100%のコーチが
AIを活用できてない状態だと思う。
だから、私が話したら
『教えてほしい』って言われたり、
『AIの専門家じゃん』みたいな
認知が広がりだしてるかも」
私:
「入社1ヶ月半で、AIの専門家扱いか…」
みゆ:
「まあ、専門家っていうほどじゃないけどね。
でも、使えるか使えないかで、
こんなに差が出るんだって実感してる」
谷口コーチが言っていた「ツール」の重要性
みゆの話を聞きながら、
私はある言葉を思い出していました。
谷口コーチは虎プロの中で、
こう話しています。
「会話だけがコーチングだと思っている人いるんですけど、
プロのコーチはアセスメントや質問集なんかのツールを
すごく使うんです」
「海外のコーチはすっごく使います。
アセスメントを」
谷口コーチがまだ駆け出しのコーチだった頃に
ある講演会で出会った、海外の士業専門のコーチは、
50以上のコーチングツールを持っていたそうです。
「日本のコーチはツールを持っていない」
その言葉に衝撃を受けた谷口コーチは、
それから、沢山のツールを作るようになったそうです。
そして、谷口コーチがいつも伝えている
プロ論、プロの条件の公式があります。
プロ =(知識 + スキル + ツール)+ 実績 + 人格
プロとして活躍するためには、
知識やスキルだけでなく、
「ツール」を整えることが重要だということ。
そして今、このツールの1つに
「AI」が加わろうとしている。
まさに、みゆがAIを使って
クライアントの学習をサポートしているのは、
この「ツール」の考え方そのものだと思いました。
これから生まれる「圧倒的な差」
みゆの話を聞いていて、
私は強く感じたことがあります。
これからのコーチは、
生成AIをコーチングの「ツール」として
活用できるかどうかで、
ものすごい差が生まれる。
AIを使いこなせるコーチと、
そうでないコーチ。
この差は、これから想像以上に
大きく開いていくのではないか、と。
今の時点で、みゆは入社1ヶ月半。
でも、AIを活用できているおかげで、
LINEのフォローアップは素早く丁寧に、
クライアントには独自の学習ツールを提供し、
先輩コーチからも一目置かれる存在になっている。
一方、AIを活用できていないコーチは、
16人のクライアントを抱えると、
どうしても対応が薄くなりがち。
この差は、クライアントの満足度に、
コーチとしての評価に、
そして得られる報酬にも、
確実に影響してくるはずです。
あなたは、AIとどう向き合いますか?
23歳のみゆも、18歳のヒカルも、
当たり前のようにAIを「相棒」にしている。
以前は「ラッパーにAIは不要。ダサい」と
言っていたヒカルでさえ、
今ではビートの生成や歌詞の創作に
AIを手放せなくなっているようです。
AIは、もはや「使うか使わないか」ではなく、
「どう使いこなすか」の時代。
そして、みゆが証明したのは、
「AIに仕事を奪われる」のではなく、
「AIを使って仕組みを作れる人」への信頼が高まる、
ということでした。
今回、あなたに問いかけたいのは、
━━━━━━━━━━━━━
あなたは、これから
AIとどう向き合っていきますか?
━━━━━━━━━━━━━
ということです。
ぜひ考えてみてください。
次回予告:入社1カ月半で「驚愕のスピーチ」
次回は、
・みゆが会社の10分スピーチで
AIを活用して書き上げた原稿
・「傾聴」と「アクティブリスニング」の
決定的な違いを語ったその内容
・社内で称賛された理由
についてお伝えします。
入社1カ月半の新人が、
なぜベテランも唸るような原稿を
書けたのか?
その裏側には、やはりAIの存在がありました。
お楽しみに!
「もしトラ」バックナンバー
今回の第8話から読み始めた方へ。
「もしトラ」は、駆け出しの英語コーチ・みゆ(23歳)が、
谷口貴彦コーチの「虎プロ」メソッドを活用して
成長していくリアル(ノンフィクション)の記録です。
過去のストーリーはこちらからお読みいただけます。
また、谷口コーチのコーチング哲学を
動画で体感したい方はこちらをどうぞ。












